●児童の犯罪被害防止について、あなたのご意見を! (2008年01月24日)
10代の女の子達の被害が多い出会い系サイト。新聞やニュースで毎日のように逮捕される男性がいる一方で、女の子達の低年齢や遊び感覚・ゲーム感覚でサイトにアクセスしている事が問題となっています。
by イナガキ ヨリカズ
警察庁サイバー犯罪対策のホームページでは、「出会い系サイトに係わる児童の犯罪被害防止研究会」の会議の内容を掲載しています。
「出会い系サイトの現状」という資料では、平成19年6月30日現在の出会い系サイトの数は、推計で約5,000サイト。今であれば、この数にも多少の変動はありますね。出会い系サイトに関係した事件の被害児童のうち、半数以上は児童買春によるもので、サイト内で1000件の書き込みがあった内の71件は児童からの書き込みでした。
中高生に、出会い系サイトへのアクセス利用実態を聞いたところ、全体の7.9%がアクセス経験ありと回答しました。広告や友人から教えてもらったことから始まり、携帯電話での利用が95%以上でした。これでは保護者の目が行き届かないでしょう。
出会い系サイトに関する被害児童調査結果では、被害児童の年齢が12歳~17歳で高校生が最も多く、中には家出中の児童が23名いました。出会い系サイトで簡単にお金を手に入れる方法を見出しているような気がしてなりません。とても残念な実態です。
18歳未満の児童がサイトにアクセスできてしまう事も問題ですが、本人達が年齢確認の際に年齢を偽っても簡単にくぐり抜けられるというのも規制の甘さを感じます。そもそも18歳未満の児童がサイトにアクセスする事自体が首をかしげたくなる話ですが、今後はフィルタリングサービスなどでの強制的なブロックが必要です。
これらの実態をどうお考えになりましたか?警視庁では、「出会い系サイト等に係る児童の犯罪被害防止の在り方について」に対する意見の募集をしています。1月31日必着です。あなたの意見も、ぜひ寄せてみてはいかがでしょうか。
■関連記事
出会い系サイト、女児の多くが被害者に
平成19年の上半期における少年非行についての報告
携帯電話各社のフィルタリング対策
« DSでひらめき・なぞときトレーニング 小学生向け学習ソフト5月発売 | トップページへ 上手におつりを減らしてお買い物 制限時間内にすべてのアイテムを購入せよ! »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年01月24日 15:08