●2008年版~玩具産業市場調査結果 (2008年01月18日)
2006年度には、玩具産業の市場規模は、玩具9品目国内出荷額において前年比20.3%増となりました。
2006年度では、2005年度に引き続き、任天堂の「ニンテンドーDS」や次世代ハード機「Wii」などテレビゲームの売上が市場を牽引し、市場は拡大傾向となっています。
by Tracy
しかし、少子化の影響やヒット商品の不在などによって、テレビゲームを除いた玩具8品目においては、前年比1.3%減にとどまっています。
玩具9品目とは、(社)日本玩具協会の商品分類コードを参考に、9品目に分類したものをいいます。9品目の定義は以下のようになっています。
1、電子玩具(電子ゲーム、電子ぬいぐるみ類、キッズパソコン、ハンディカラオケ、体感ゲーム)
2、模型、ホビー(プラモデル、ホビーラジコン、モデルガン、その他ホビー)
3、男児キャラクター・男児玩具(男児キャラクター玩具、トイラジコン、その他男児玩具)
4、女児キャラクター・女児玩具(女児キャラクター玩具、きせかえ、その他女児玩具)
5、ゲーム類(ボードゲームアナログゲームー般ゲームなど)
6、ぬいぐるみ(ぬいぐるみ、人形、その他ぬいぐるみ類)
7、基礎玩具(知育・ベビー玩具、ブロック類、乗物、その他基礎玩具、ジグゾーパズル)
8、季節物・雑玩具(節句人形、花火、水物、その他の玩具)
9、テレビゲーム(テレビゲームハード、携帯型ゲーム機、テレビゲームソフト)
2007年度の玩具9品目の国内出荷市場規模は、前年比22.6%増になると推計されます。
玩具の中でも、注目されるのは、フィギュア、オンラインゲーム、携帯アプリゲーム、学習ゲームソフト市場です。これらの分野では、好調に推移していっています。
また、「脳トレゲーム」という呼称は、当時ほど用いられなくなっていますが、それに分類されるゲームソフトの売れ行きは確実に伸びています。
TVゲーム以外の玩具については、少子化等の理由から伸び悩みが続いており、大人向けのものに力を入れる事業者が増えているのが近年の傾向となっています。大人向け商品は、子供向け商品以上にアイデアカや品質の良さを要求されるという難しさはありますが、流行に関係なく安定して売れ続ける商品も少なくないので、今後市場においては重要なポジションを占めるようになると考えられています。
おもちゃ、というと、自然体で遊べるものというイメージがあったと思いますが、フィギュアやゲームでは、よりリアルな世界がおもちゃを使う遊びの中でも繰り広げられることになります。強いて、リアルだけでなく想像の世界も大切にできるよう、大人が見ていてあげるのも大事ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年01月18日 00:27