●同居はちょっと、でも遠いのも寂しい… 「近居・育孫(きんきょ・いくまご)」 (2008年01月12日)
平日のショッピングセンターで、買い物を抱えたママと、小さな子の手を引いて歩くおばあちゃん。そんな仲良し三世代をときどき見かけます。
大和ハウス工業株式会社は、日常生活の中で“より快適でより豊かな自分らしい暮らし”を感じられるための住まい方提案を展開しています。その第一弾として、「親世帯」と「子世帯」が近くに暮らす形に着目し、お互いが日常的にサポートしあい、交流を楽しめる暮らし方である「近居・育孫(きんきょ・いくまご)」を提案しています。
「近居」とは、交通手段を問わずに比較的気軽に行き来できる約30分以内の近さに「親世帯」と「子世帯」の住まいがあり、お互いが日常的にサポートしあい、交流を楽しめる暮らし方の呼び名です。そして、働く娘や息子の子育てや生き方を支えるのが「育孫」です。
この事業の背景には、同社が行った「子世帯との理想の距離感」というアンケートの結果があります。「同居がよい」と考えている人が約10%にとどまったのに対し、「近居がよい」と考える人が半数以上に上りました。年代別に見ると、50代では53.7%、60代では実に63.2%となり、子世帯とは適度な距離を持ちつつ、日常的な交流を持ちたいと考えていることが分かります。
そこで、自宅の建て替えや住み替えの際に「近居」する子ども世帯との交流やサポートなど「育孫」を考えた家づくりを提案しています。具体的には、見守って安心な「安心見守りプランニング」、話し合えて安心な「コミュニケーションデバイス」、暮らしやすくて安心な「フレンドリーデザイン」という3つのポイントを挙げ、親世帯が暮らしやすく、かつ子世帯を受け入れやすい間取り、デザインのアイデアを紹介しています。
「近居」が増えれば、子育て中の母親が孤立することや、一人暮らしのお年寄りの事故などが減る効果が期待できます。どうしても仕事の都合などで、親世帯と遠方に暮らさざるを得ない人も多いでしょうが、三世代が交流・サポートし合う暮らしは、それぞれに得るものが多いのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年01月12日 19:12