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アメリカ・天才青年からのアドバイス 仕事で成功をおさめるためのステップ (2008年01月11日)

アメリカで天才と呼ばれる青年、Aaron Swartzさんをご存知でしょうか?Aaronさんは14歳にしてW3C(wwwで利用されている技術の標準化をすすめる専門家の団体)のメンバーになり、RSS 1.0 仕様書の共同執筆者のひとりとしても知られるようになった有名人です。

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by ralaenin

Aaronさんは、カリカット工科大学で行われた講演の中で「私のような仕事につく方法」というタイトルの話をしました。Aaronさんは、とにかくステップ1として「学ぶ」ことに徹底しました。これはAaronさんが最初に行ったベースになるステップでもあります。

Aaronさんは、自分の得意分野であるコンピューターやインターネット、インターネットの文化について学ぶためにたくさんの本を読み、膨大なウェブページを読んで、学んだことを試みていきました。そして、なんと13歳の時に、Webアプリケーションの作り方を学び、自分でサイトを作り始めました。

ステップ2は、「やってみる」ことです。最初にAaronさんが作ったサイトはget.infoという名前でした。無料のオンライン百科事典のようなもので、誰でも閲覧、編集や追記、再構築が可能で、実際にその年に賞を受賞するほどの上出来のサイトでした。Aaronさんはアイディアが浮かんだらとにかくやってみるという姿勢を貫きました。

ステップ3は、「おしゃべり」をすることです。とにかく人に会って話をするのです。どんな馬鹿げた質問でもいいから、わからないことはとことん質問します。また、Aaronさんはあらゆる種類の会議やパーティに出て、さらに多くの人との出会いの場を積極的に作っていきました。

ステップ4と5は、それぞれ「構築する」こと、「自由になる」ことです。あるオフィスで働き始めたAaronさんでしたが、最後には病気になって自殺まで考えるようになり、会社からは辞職を迫られました。そんな時期を乗り越えて、自由になったAaronさんはしばらく自分の好きな分野(心理学)を学び、本を出版する準備までしていました。

そして、このステップを乗り越えたAaronさんは今、12のプロジェクトを抱えて、公演や記事の執筆にも追われる毎日を送っています。好奇心をもって、新しいことにどんどん挑戦することによって、Aaronさんの人生はもっと大きな可能性に向かって広がっていきました。

まだ将来が決まっていない子どもたちにも、Aaronさんのように好奇心と挑戦する心を忘れずに前に進んでほしいものですね。家庭や学校で、子どもを勇気づけるためにもぜひAaronさんのお話をしてみてはいかがでしょうか?

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投稿者 kksblog : 2008年01月11日 19:54


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