●仮想空間に塾や学校が? e-ラーニングを使用した教育機関支援サービス (2008年01月14日)
子どもの頃SFで読んだ「テレビに先生が現れて授業をしてくれる」…そんな光景が現実になるかもしれません。
Photo by 工藤隆蔵
レゾナント・ソリューションズ株式会社は、e−ラーニングでの自動習熟システムソフト(販売元:株式会社ニュートン)を使用した、塾・中学校・高等学校・大学などの教育機関支援サービスを開始します。
同社は、米リンデン・ラボ社が提供する3D仮想世界サービス「セカンドライフ」自社運営ICT教育施設「セカンドライフカレッジ・レゾナント」を持ち、これまでにセカンドライフ内でWeb、仮想空間を最大限に活用したサービスで個人や企業内情報化担当者などの支援を行っています。
このサービスによって、ブロードバンドインターネットを活用した双方向授業や、中学、高校での入試対策、大学卒業後の就職に対応した資格取得支援といったことがwebで行えるようになります。塾、学校はレゾナント社とニュートン社が提供するwebサイトでサービス案内、カリキュラムの受講、受講管理が行え、ビデオカメラを使用した遠隔授業や「セカンドライフ」内での集合教育が可能になります。
利用する教育機関は受講者をeラーニングや仮想空間で予め教育を行い、将来の入塾、入校に結びつけたり、大学の利用ではより多くの資格取得カリキュラムを学生に提供できる特徴のアピールができます。提供カリキュラム例として「センター対策シリーズ」「大学受験難関 日本史、世界史」「語学習得(TOEIC、中国語)」などが挙げられています。
受講者からしても、事前に講義内容や雰囲気などを知ることができたり、新しく語学学校、資格取得のための専門学校などに入らなくてもすむことになります。従来は語学スクールなどでメジャーでない言語を受講したくても、都市部の大きな学校にしか講座が設けられないことがありましたが、このようなサービスがあれば、一つの講座で全国から受講者を募ることができます。
支援サービスの案内は2008年1月よりレゾナント社運営の「セカンドライフ」内施設において、小・中・高校生向けカリキュラム、大学生・社会人向けのカリキュラムの案内およびサービス利用教育機関向けの説明をリアルとバーチャルで開催されます。
現段階では主となるカリキュラムの補助的なものが多いですが、将来的にコンテンツが豊富になれば、自宅で全ての講義を双方向で受講することもできるかもしれません。地方在住の人や、障害や病気で外出が困難な人、育児や介護で外に出られない人、そんあ様々な事情を抱えている人たちにも可能性を広げられるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年01月14日 11:00