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子どもの「手書き文字」がそのままデジタルデータに (2007年12月27日)

大日本印刷株式会社(本社/東京 以下DNP)と株式会社ワオネット(本社/大阪)は、記入と同時に文字や図形をデジタルデータ化して記録する授業支援ツールを共同開発しました。
デジタルペン.jpg

両社は現在、公立小学校を始め、中学校、大学を対象にデジタルペンを使った授業の実証実験を展開しています。12月7日に杉並区立杉並第七小学校(東京都 学校長/髙槻義一)で行った、6年1組(担任・水野恵美子教諭)の算数の授業を取材しました。


児童らは「5分の3」÷「3分の2」の計算方法を各々、専用紙にデジタルペンで記入していく。子どもたちが専用紙に記入した内容は即教師のコンピュータで確認できるので、教師は、個々の生徒が、どこでつまずいているか把握できます。また、皆に共有したい 「考え方」 は、児童が記したそのままの状態でプロジェクターに投映できます。

「ちょっと見えにくいかな、じゃあ大きくしようね」と、児童らの文字が見えにくい場合は、画面を拡大して見せることも可能です。
デジタルペン2.jpg

  ◇  ◇

デジタルペンを活用した授業支援ツールは、生徒が書いた文字や図形を、そのままの筆跡でデジタルデータとして残すことができ、紙に書くと同時に生成したデジタルデータをリアルタイムでコンピュータなどに送信することもできます。

筆跡を一画ずつ再現できるため、漢字の書き順も確認できるなど、新しい授業展開の可能性を感じさせるITツールです。

生徒からは、「デジタルペンを使えば、その場で他の人の意見を見ることができる」、「発表の時には相手の話を声だけでなく、自分の目で発表者の書いたものを見ながら確認できるので、他人の考えを良く理解できるようになった」、教員からは「生徒が理解できなかった部分やつまずきを発見し、その場で指導できるようになった」といった声が聞かれるなど、使用感も好評のようです。なお同製品の販売開始は4月を予定とのこと。

問い合わせ先
株式会社ワオネット 東京営業所 電話03・5769・0371

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投稿者 kksblog : 2007年12月27日 11:01


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