●「生きのびるための労働法」手帳 (2007年12月19日)
フリーター全般労働組合が組合手帳を作り、全国各地のフリーターが手にすることが出来るよう、ダウンロード・プリントアウトも可能にしました。
by s2art
内容は、「労働組合ってなに?」/解雇(いきなりクビにはできない)/休暇(給料をもらって休める有給休暇)/給与(残業・深夜・休日労働には割り増しがある)/労災(仕事中にケガをしたら労災で補償される)/社会保険(社会保険に入るとこんなにおトク)等で、わかりやすく説明してあります。
フリーター労組の結成は2004年に「PAFF」(パートタイマー、アルバイター、フリーター、外国人労働者の頭文字)という非正規労働者のネットワークが母体となって生まれ、電話やメールなどで労働相談を受け、労働組合として雇用者(使用者)との団体交渉や公的機関への働きかけを通じ、雇用をめぐる問題の解決に取り組んでいます。
組合は、不当な解雇処分を受けたアルバイト従業員の権利を守るべく、雇用者との交渉などに取り組んでおり、今現在も交渉中や争議中のものがたくさんあります。アルバイト・フリーターの扱いは酷い物です。不当解雇や賃金未払いなどで、泣き寝入りしてしまっている人もたくさんいることでしょう。
そうならないよう、フリーター・アルバイトの方々もこの組合手帳を手にし、労働者としての知識を得なければならないでしょう。例えば本人の不注意によるケガが軽症でも、仕事が原因であれば、労災保険によって治療を受けることが出来ること、派遣会社から日雇いでの仕事に出た場合、社会保険料や税金などの労使協定で定めたもの以外のお金を賃金から勝手に天引きすることは、労働基準法第24条で禁止されていることなど、知らないと損をする事もたくさんあります。
今や労働人口の5人に1人はフリーターだと言われています。そのうち70%の人は正社員を希望していてもなれないのが現状だそうです。また、「モノ作りの日本」を支えているのはアルバイト・フリーターです。雇用者は、この貴重な人材を守るべきであり、また働く側としても自分を守るため、この組合手帳を持っていたほうがいいでしょう。
■関連記事
フリーター等の経験能力を適切に評価するための「経験能力評価基準」を作成・公表
職種・雇用形態にこだわらず自分のスキルをアピール「経験能力評価基準」
« 「空想無印」から初の商品化「貼ったまま読める透明付箋紙」発売 | トップページへ 現代っ子は親の世代よりも高身長・高体重、胴長短足の傾向に? 学校保健統計調査 »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年12月19日 15:13