●携帯電話の有害サイトから子ども達を守るフィルタリングサービスを要請 (2007年12月14日)
総務省は、青少年が使用する携帯電話・PHSにおける有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)の導入促進を図るため、携帯電話、PHS事業者、社団法人電気通信事業者協会に対し、その取組を強化するように要請しました。
by yun
要請の背景には、この1年間でフィルタリングサービスの利用者が約3.3倍(約150万増)と一定の成果が上がってはいるものの、インターネットにおいて、特に青少年が出会い系サイト等に携帯電話を通じてアクセスし、事件に巻き込まれるケースが依然として多発している事が挙げられます。
携帯電話は今や、中高生のほとんどが持っている時代となりましたが、有害なサイトへのアクセスには制限が無く、出会い系やコミュニティサイトなので簡単に知らない物同士が出会えてしまう事が問題視されています。親の目が行き届かないのも現状のようです。
そこで総務省は、「青少年におけるフィルタリングサービスの導入促進活動の強化を図ること」「導入促進活動に併せて、引き続き、フィルタリングサービスに関し、効果的な周知・啓発を行っていくこと」「フィルタリングサービス利用者数に関し、業界として定期的に公表するとともにその評価に努めること」を要請しています。
また株式会社ディー・エヌ・エーは、ケータイゲーム&SNSサイト「モバゲータウン」において、コミュニティの健全性維持に向けた取り組みを大幅に強化する事を発表しました。サービス開始時から「モバゲータウン」は、10代のユーザが多いことから、安心・安全に利用出来るよう、サイト外で出会うことを一切禁止し、ユーザへの啓蒙活動、サイト内パトロール、ユーザからの「通報」機能の活用、ルール違反者に対する厳しいペナルティ対応など、サイトの健全化への取り組みを行っていましたが、今後は更に強化するようです。
自己紹介サイト「プロフ」などで自分のプライバシーを簡単に公開してしまい、事件に巻き込まれる場合もあるようですし、犯罪の温床になりかねない有害なサイトはまだまだ埋もれています。危険性については家庭でもよく話し合うことは大切ですが、このフィルタリングサービスの知名度がもっと高くなり、携帯電話には当たり前の機能になってくれることを望みます。
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投稿者 kksblog : 2007年12月14日 13:15