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経済財政分析ディスカッション・ペーパー・シリーズを公表 (2007年12月11日)

政策統括官(経済財政分析担当)では、「経済財政分析ディスカッション・ペーパー」を公表しています。

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by 8baller

国民の関心が高かったものに関しては、「ディスカッション・アリーナ」として、コメントやそれに対する回答を、3ヶ月程度をめどに掲載しています。

様々な内容がありますが、教育の分野で見てみると、「消費者からみた教育制度改革」というタイトルの小学生の親へのアンケート調査の結果が掲載されていますが、「現行の学校教育に対する全般的な評価はかなり低い」「子供が通う学校の教員に対する評価も低い」という結果が出たようです。

また「学校選択制の導入についてどのようにお考えですか」との問いには、7割強の親が「賛成」と考えいることがわかり、「この制度が導入された場合、実際にはどの学校に入学させるか」の問いには「自分の子どもにふさわしい学校を選択する」と答えた割合が、これも7割を超えていました。

学校選択制度には、人気の学校に志願者が殺到し、「入試」「抽選」などで入学を制限しなければならない、学校間の格差が生じてしまうなどの問題点が多数あり導入には意見が分かれるところだそうです。

また、バウチャー制度導入に関しても、質問により意見が分かれていましたが、そもそもバウチャー制度の事を、保護者はどのくらい理解しているのでしょうか?

バウチャーとは、子どものいる家庭に『バウチャー』という例えて言えば一種の現金引換え券を交付した上で、保護者や子どもが自由に学校を選択し、学校は集まったバウチャーの数に応じて行政から学校運営費を受け取るという仕組みだそうで、この制度の導入をどうするかとの取り組みが行われていることの認識も不足しているような気がします。

政府の資料はHP上で公表されています。保護者にとっては必要な情報もたくさん載っていますし、参画出来る機会もたくさんあります。時々眺めてみることも重要だと思います。

■関連記事
教育改革は本当に子ども達のためになるのでしょうか? −17の提言−
バウチャー制度、一所懸命考えてるから、まあ待て、と文科省

経済財政分析ディスカッション・ペーパー DP/07-2 消費者からみた教育制度改革



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投稿者 kksblog : 2007年12月11日 12:30


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