●今 栄養失調の子どもがすごく多いんです! 学校給食で栄養補給か・・・ (2007年12月09日)
子どもの栄養補給源は、学校給食にあるのではないかというコメントが島根県庁保健体育かよりコメントされました。
これは、眼科医師が「子どもたちの眼を見ていると、今、栄養失調の子どもがすごく多いんです!」と全国学校保健研究大会で訴えられたことが起こりです。
食事は生きる源。体の成長はもとより、心の成長をも担っているものととらえ、学校給食についても「食育」として見直す方針が打ち出されています。
そんな中で、今回発表されたコメントは非常にショッキングなものです。この飽食の時代に子どもたちはなぜ栄養失調なのでしょうか?そして学校給食が子どもの栄養補給を担うとはどういうことなのでしょうか?
月曜日の午前中、とても疲れている子どもがいるという話を聞いたことがあります。理由は、親が食事の用意をせずに小銭を置いて出かけてしまうため、子どもは自分でコンビニやスーパーへ行き、食を満たしているとのこと。子どものことですから、バランスよりも好きなものを選び、食事代を節約してお菓子やおもちゃを買ってしまうことが多いため、月曜の給食前が一番疲れているというわけです。この子にとっては給食が栄養のカテとなているという話です。
このケースは特例だと思っていましたが、そうでもないようです。平成14年度調査「児童生徒の食事状況調査報告書」によると、学校給食を食べた金曜日と食べない土曜日を比較してみた結果では、給食を食べない土曜日は栄養のバランスが悪く、カルシウムと食物繊維の摂取量が顕著に少ないという結果が現れています。子どもたちの栄養摂取に学校給食の果たす役割が大きいことがわかりました。
おいしいものを食べているときは、みんな幸せな気持ちになれるものです。孤食という言葉が珍しくない今ですが、できる限りの範囲内で、せめて温かい食事を用意してあげたいものと思います。
■関連記事
地場産物を活かした我が校の自慢料理で勝負!全国学校給食甲子園で優勝者決定 (2007年11月20日)
学校に食育のリーダーを 栄養教諭の導入について (2007年10月16日)
« 小学生児童から生まれたアイデアによるペンケース~コクヨより新発売 | トップページへ 情報教育実態調査 福島県教育センター »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年12月09日 16:35