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教育ファームの取り組みを推進するために(最終報告書)公表 (2007年12月05日)

農林水産省では、平成19年5月から、教育ファームの取組を推進するために必要な方策等について検討する「教育ファーム推進研究会」が開催されたところですが、「教育ファーム推進のための方策について(最終報告書)」が取りまとめられました。

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by yuki

教育ファームは、多くの生産プロセスを体験することで、食育で求められる効果が期待できるため、「農林漁業者など実際に業を営んでいる者による指導を受けるという取り組みですが、現行の定義には当たらない農林漁業の体験活動も広く取り込みながら推進していくことも、裾野を広げることにつながるとしています。

教育ファームを推進していく課題として、「教育ファームのねらいや目的を関係者の間で共有化すること」「教育ファームの認知は全国的にはまだ低く、裾野を広げる必要。また、同時に体験する内容の質を確保する必要」を挙げ、教育の場に、まだまだ普及されていないことが伺えます。

「教育ファーム推進のための方策について(中間論点整理)」について意見・情報を募集したところ、様々な意見が寄せられましたが、その中で「教育ファームの質を確保するための関係者の研修は必要である」「様々な地域での様々な取り組みになっており、取り組み方や検証方法などに統一性をもたせる必要がある」としています。受け入れる側にもいろいろと教えたい事などがあるかもしれませんが、教育として扱うものですから、一貫性は重要なのかもしれません。

教育ファームに取り組む者にとって必要な事項では、「トイレ・手洗い施設の必要性、飲食を可能にするのであれば、水道も必要である」としていますが、農作業の合間に受け入れているため、ハード面での設備投資は困難との意見もありました。

今までの農業では、生産が第一で、「教育」の域にまで参加することは考えられなかったのではないかと思います。日常の作業の合間をぬって一度に大勢の子供達を受け入れるのですから、準備なども大変な事です。

ただ、子供達にとっては、普段飲食している物のルーツを知る教育は貴重なものですから、ぜひ全国的に広がる新しい教育分野となって欲しいものです。

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「教育ファーム推進のための方策について(最終報告書)」について
「教育ファーム推進のための方策について(中間論点整理)」についての意見・情報の募集結果について



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投稿者 kksblog : 2007年12月05日 14:43


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