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大学との接続を含めた高校教育のあり方についての見直しが必要 (2007年12月04日)

国立大学協会では、11月27日(火)に開催された中央教育審議会・初等中等教育分科会・教育課程部会において、学習指導要領の改訂に関して部会がとりまとめた「審議のまとめ」に対する意見発表を行いました。

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by presta

特に高校について、生徒が意欲を持って学ぶためにも、学習指導要領の内容だけでなく、大学との接続を含めた高校教育のあり方についての見直しが必要との見解を示しました。

国立大学によるセンター試験は、入学者選抜に利用するための公平さを担保する観点から、既出の問題を使用せずに、教科書に掲載されている古典文の採用は控えていることなど、学習の基本的達成度を測るという試験の特性を維持することが困難になってきているそうです。

また、高等学校における異なる単位数の科目が同一の試験時間に配置され、教科によっては、2単位科目しか配置されていないことや、試験が1月に実施されていることからAO入試や推薦入試における基礎的学力評価への利用が困難であるなど、さまざまな問題が生じているとしています。

こうしたセンター試験が直面する問題を解決するとともに、「国民的な教育機関」としての高等学校における教育の質を保証するためにも、国立大学協会としては、高等学校等での基礎的教科・科目の学習の達成度を把握する「新たな仕組み」を構築することに関して、文部科学省や関係者による検討を要請したいとまとめています。

平成18年3月に閣議決定された「第3期科学技術基本計画」に掲げられているように、我が国の科学技術の振興が強く求められているところではありますが、現状ではほとんどの大学で進学してきた学生に数学や物理学の補習教育を実施しなければならない状況にあるそうです。

高等学校での数学と物理の履修時期の調整、必修化、内容構成にあたって、国立大学協会との協議の場を設け、高等教育との接続を視野にいれた学習指導要領が求められています。

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投稿者 kksblog : 2007年12月04日 16:02


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