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子どもと関わり合う間取りを考える ハウスメーカーのアンケート (2007年11月22日)

株式会社ブライトホームの「住まいづくり研究所」では「子どもとのコミュニケーションと住まい」というテーマでのアンケートを行いました。

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階段ホールのスタディコーナー。吹き抜けでリビングとつながっています


同社が運営する住まいの情報サイト「おうち*くらぶ」の特集で、階段上のスペースを利用した「ライブラリースペース」「スタディコーナー」という提案がされています。これについて子どもを持つミセスに意見を求めたものですが、本を置くスペースは6割、スタディコーナーは7割の人が賛成していました。

階段は家族みんなが通るところです。その場所を家族のコミュニケーションが生まれるような使い方をしよう、ということで考えられました。

「ライブラリースペース」は階段上の手すりに作られた、本を置く場所。お父さんが読んだ本や、子どもが学校から借りてきた本などをそれぞれが目にすることで、会話のきっかけになるかもしれません。「スタディコーナー」はお父さんが仕事をしたり、子どもが勉強をする場所。リビング上を吹き抜けにして繋がった空間になっています。別々の場所でありながら、お互いの存在を感じながら過ごせるようになっています。

賛成派は「子どもの興味がわかる」「家計簿をつけながら勉強を見てあげられる」など子どもを理解できる、ふれあうことができるということについてメリットを感じられたようです。一方「小さい子どもは落下の危険がある」「結局本来の目的で使わない」「気になって集中できないと思う」などの否定的意見もありました。

また「スタディコーナーをどこに置くのがいいか」という質問に対して、「2階の階段ホール」「リビング」が大多数でした。これを第一子の年代別に見てみると、未就学児、7〜12歳ではリビングが5〜6割ですが、13歳以上になると2階の階段ホールが半数近くになり、リビングは約4割に減りました。低年齢の間はより身近な場所で、年齢が上がると少し距離を置いて、という傾向のようです。

家の間取り全体についても、未就学児では「目が届く」ことが重視されますが、13歳以上では吹き抜けなどの「空間的つながり」がいいという意見が多くなります。プライバシーを大切にしながらも、家族の存在を感じられることに安心感があるのでしょう。

一人一人の空間を持ちながらも、家族のふれあいの時間を大切にしたい、それが現代の家族の理想なのでしょうか。日本の住宅事情では「理想の間取り」を実現させるのは難しいことでもありますし、実際に暮らしてみないと使い勝手も分かりません。さまざまな提案や実例を参考にしながら、それぞれの家庭なりの工夫ができるといいですね。

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投稿者 kksblog : 2007年11月22日 12:00


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