●全国の高等学校で英語以外の外国語の学習者数がかなり増える 文部科学省の調査より (2007年11月21日)
「平成18年度高等学校等における国際交流等の状況について」が文部科学省より発表されました。
by gozdeo
文部科学省では、平成18年度の高等学校および中等教育学校の後期課程における国際交流等の状況について調査を行いました。調査対象は、全国の高等学校および中等教育学校、そして参考として、小学校、中学校、中等教育学校前期課程も調査対象となりました。
調査項目は全部で8項目あり、「外国への修学旅行について」や「学校訪問を伴う外国からの教育旅行の受入れについて」、「姉妹校提携について(平成19年5月1日現在)」、「生徒の留学(3ヶ月以上)について」、「英語以外の外国語の開設について(平成19年5月1日現在)」などとなっています。。
「外国への修学旅行」を実施した高等学校などは、1384校(公立541校、私立843校)あり、行先は34カ国にわたっています。参加生徒数からみると、オーストラリアが最も多く、266校となっています。次に多いのがアメリカで227校です。なお、参加者数はのべ177,750人で、前回調査より9.5%増加しました。
「外国人留学生(3か月以上)の受け入れについて」では、日本の高等学校が受け入れた外国人留学生は、1866人(公立687人、私立1179人)となっています。出身国は67カ国で、中国が最も多く371人、次にアメリカ266人の順になっています。なお、受け入れ者数は、平成16年度と比べて22.9%増加しました。
「英語以外の外国語の開設について」では、2042校の高等学校(公立1403校、私立639校)が実施をしています。開設言語は15言語にのぼり、最も多い言語は中国語で819校、つぎにフランス語で393校となっています。なお、開設学校数は、平成17年と比べると50.7%増加しました。
全国の高等学校で国際化がどんどん進んでいますね。せっかくの機会ですから、高校生には交換留学や海外研修、英語以外の外国語を習ってみるなど、積極的に挑戦してほしいものです。周りの親も、地域の国際交流などがあれば自分から参加してみてはいかがでしょう?
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投稿者 kksblog : 2007年11月21日 20:29