●これからが流行期 ~東京都健康安全研究センターノロウイルス対策緊急タスクフォース 中間報告~ (2007年11月14日)
東京都の健康安全研究センターノロウイルス対策緊急タスクフォースでは、ノロウイルスの流行期を前に、これまでに得られた成果を中間報告としてまとめました。
by The Alieness Gisela Giardino
タスクフォースは、今後、引き続き感染防止に向けた調査研究を実施し、新たな知見に基づく情報を提供していく予定です。
集団感染事例の主な感染拡大要因を解析した結果は、おう吐場所の消毒処理が不十分だったため、感染が拡大したり、おう吐物を処理した人を介して施設のドアノブ等が汚染され、汚染場所に触れた人に感染が広がってしまった事が主な原因ですが、 ウイルスを含むおう吐物の残渣が乾燥粒子となって室内に浮遊し、気づかずに吸い込んだ人達に感染が広がったとされています。
おう吐物の実用的な処理方法の検証結果では、おう吐物は広範囲に飛び散ることが分かったため、中心部だけでなく広く周辺部にも気をつけて、処理をすることが重要であると報告しています。
ノロウイルス感染を確認する検査法の検討については、検査法の原理の違いによって、検出感度に顕著な差があり、下痢等の症状がない人のふん便中にもウイルスが排出されるため、おう吐や下痢症状がなくなった感染者や発症者と接触した人の感染確認検査には、感度の高い検査法を選択することが望ましいとしています。
ノロウイルスは、これまで、食中毒予防に重点をおいた対策が実施されてきましたが、一方で、食品を介さずにノロウイルスによる感染が拡大したと考えられる事例が増加しています。
そのメカニズムは十分には解明されていません。ノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行規模は、年々増大傾向にあり、その集団感染を防止するためには、科学的な実証に基づく効果的な対策が求められています。
ノロウイルス対策緊急タスクフォースは、平成19年度から3年間の計画で、毎年のノロウイルスの流行シーズン前に、その時点までに得られた最新の科学的知見に基づく情報を都民に提供していく予定だそうです。
« どうすれば飲酒運転をなくせるのかな??小学生が考えました。 | トップページへ 家族の思い出がつまった「家族みんなの手作りツリー」をつくろう! »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年11月14日 13:41