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放課後児童クラブの質の向上を目的に「放課後児童クラブガイドライン」策定~厚生労働省 (2007年11月09日)

今年度4月より、総合的な放課後対策を推進するため「放課後子どもプラン推進事業」が実施されています。厚生労働省では、「放課後児童クラブ」を「生活の場」とする児童の健全育成を図る観点から、放課後児童クラブの質の向上に役立てるよう、『放課後児童クラブガイドライン』を策定しました。

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by Stephane BENITO

「放課後児童クラブ」は、現在、小学校等に通う子どもたちで、保護者が仕事などで家庭に昼間いない子たちに、遊びや生活の場を提供、その健全な育成を図る事業であって、働く女性の増加や少子化が進む中、仕事と子育て両立のための支援、児童の健全育成対策としては、重要なものとなっています。

このガイドラインをもとに、“放課後児童健全育成事業の推進”に当たっては、常に、設備、また運営の向上に努められるよう、各市町村は、“各放課後児童クラブの運営状況”を定期的、または随時に確認、必要な指導や助言を行うなどの質の向上が図られるように、ということで、厚生労働省から案内されています。

ガイドラインの中身では、対象児童・放課後児童クラブ内のおおむねの人数・開所日と開所時間・施設と設備について、また、職員体制・放課後児童指導員の役割について・保護者への支援と連携・学校との連携・関係機関や地域との連携、そして安全対策・障害のある児童への対応、などについて細かく案内されています。

そして、事業内容等の向上として、放課後児童指導員の資質の向上のため積極的に研修を実施し、または受講させることや、要望や苦情への対応といったことについても、書かれています。

なお、放課後児童指導員の留意することとしては、子どもの人権尊重と子どもの個人差への配慮、体罰等の子どもに身体的・精神的苦痛を与える行為の禁止、保護者との対応・信頼関係の構築、個人情報の慎重な取扱いとプライバシーの保護などがあげられています。

また、行うべき活動の内容としては、子どもの健康管理、出席確認をはじめとした安全の確保、情緒の安定を図ること、遊びを通しての自主性・社会性・創造性を培う、子どもが宿題・自習等の学習活動を自主的に行える環境を整えて必要な援助を行う、基本的生活習慣についての援助や自立に向けた手助けを行い、その力を身につけさせる、活動状況について家庭との日常的な連絡、情報交換、家庭や地
域での遊びの環境づくりへの支援を行う、児童虐待の早期発見に努め、児童虐待等により福祉的介入が必要とされるケースについては、市町村等が設置する要保護児童対策地域協議会等を活用しながら、児童相談所や保健所等の関係機関と連携して対応を図る、といったようなことがあげられています。

家庭だけでなく、子どもを取り巻く環境全体での子育てを、という空気にもなってきています。でも、たとえば、学校や放課後児童クラブだけに託してしまって家庭での子育てが疎かというのも困りますね。様々な環境を生かして、未来の大人となっていく現在の子どもたちの子育てを、社会全体でやっていければいいですね。

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「放課後児童クラブガイドライン」について



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投稿者 kksblog : 2007年11月09日 12:23


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