●あなたの街に「ゆかり・縁」のある人はいますか? (2007年11月07日)
国内外の地域の間には、歴史的、文化的、人的つながりを含む「ゆかり・縁」が存在しており、それらは、交流のための観光資源としての可能性を持っています。
by yun
国土交通省が、地域が有する歴史的、文化的、人的つながりを含む “ゆかり”事例集についてまとめました。
「ゆかり」の意味をを辞書で調べてみると、「血のつながり、何らかの続き合い、関係があること」と載っています。日本各地には何かと「ゆかり」の深い土地、観光地がたくさんありますね。
国土交通省の観光資源課では、各地域の”ゆかり・縁”を活用した観光交流が活発に行われることをねらいとして、昨年度から都道府県に対するアンケート等を実施、事例を収集し、それらを整理する作業に取り組んでいました。そのアンケートの調査結果に基いた事例集を作成し、公表しています。
北海道大樹町と静岡県立下田北高校の「ゆかりと縁」は、『北海道十勝開拓の祖である依田勉三は、下田北高等学校の前身である豆陽中学校の教員であったが、その職を辞して、北海道開拓を目的に設立された会社である晩成社を率いて十勝に入植した。平成13年(2001年)から下田北高校は研修旅行で大樹町にある晩成社史跡公園の見学を行っている。』と書いてあります。
他にも、『山形県庄内地方と鹿児島県鹿児島市・和泊町沖永良部、宮崎県都城市』『新潟県妙高市赤倉温泉と茨城県北茨城市、東京芸術大学・日本美術院』など、様々な「ゆかり・縁」の話が載っています。
旅先の観光地でガイドさんが、その土地の「ゆかり・縁」について話してくれるのはとても興味深い内容のものが多いですね。また、自分の住んでいる街や観光スポットに「ゆかり・縁」のある人物や土地があれば、そのルーツをたどって新しい旅が始まります。
国土交通省に総合政策局 観光資源課という課があることも知らずにいましたが、このアンケートで日本には「ゆかり・縁」という素敵な言葉があることを再認識しました。新しい旅の目的に使えるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2007年11月07日 15:27