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教員のICT活用指導力の自己評価総合研修システム『ADAPT』運用開始 (2007年11月05日)

現在『教員のICT活用指導力の基準』を文部科学省が制定しています。

『ICT』とは、「Information・and・Communication・Technology」の略で、多くの場合「情報通信技術」と和訳されるものです。『IT』の「情報」に「コミュニケーション」が加わったものです。『ICT』では、ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置かれていることになります。

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by alexandra nenkova

文部科学省で『教員のICT活用指導力の基準』が制定されたことに基づいて、様々に分類された指導場面から、ICT活用指導力に必要なスキルを『ADAPT』で、学習できるようにされています。

『ADAPT』での学習のしかたについての分類は、次のようになっています。

A.教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力
B.授業中にICTを活用して指導する能力
C.児童のICT活用を指導する能力
D.情報モラルなどを指導する能力
E.校務にICTを活用する能力

そして、分類されたそれぞれの項目の内容は、小学校・中学校・高等学校に分かれて、それぞれの内容となっています。

Aでは、各教科において教育効果をあげるには、どの場面にどのようにコンピュータやインターネットなどを利用すればよいか、授業で使う教材や資料のために、インターネットやCD-ROMなどを活用する、その具体的な方法についての内容となっています。

Bでは、学習に対しての生徒たちの興味・関心を高めるため、コンピュータや提示装置などをどのように活用すればよいか、そのように資料などの効果的な提示をすればよいかという内容になっています。

Cでは、子どもたちがコンピュータやインターネットを利用して勉強したり、まとめて発表することについての内容となっています。

Dでは、そのままインターネットを使う上での「モラル」についての内容となっています。

Eでは、校務分掌や学級経営に必要な情報の集め方とまとめ方、保護者・地域、教員間の連携協力を密にするべく必要な情報交換・共有化を図るためのインターネットや校内ネットワークなどの活用のし方についての内容となっています。

ADAPTでは、ログインの後、まず、“教科ごとの質問”に答え、その後“IT操作についての質問”に答えます。そうすると、“個々に合った学習コースの一覧”が表示されます。

ソフトの使い方など、ご自身で不十分さを感じられている先生方もたくさんいらっしゃるかもしれません。チェックの後、必要なことを優先してやっていくというのは、時間も有効活用できますし、そこで得たものを早速授業に活用することも可能です。

IT時代の到来から、今はコミュニケーションの必要性が、多くの場面で感じられてきています。特に教育現場では成長期の子どもたちを中心に、コミュニケーションは必要不可欠です。また、コミュニケーションなしではやっていけないですね。

人間的なコミュニケーションを中心としたIT活用のし方次第で、より豊かな教育現場となっていくことも期待できますね。多くの情報をやりとりできるコンピュータとは、これからも上手に共存していきたいものです。

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投稿者 kksblog : 2007年11月05日 13:16


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