●平成20年度の国立大学関係予算の確保・充実についての要望 (2007年11月02日)
社団法人国立大学協会が、平成20年度の国立大学関係予算の確保・充実についての要望、及び税制改正に関する要望書を提出しました。
by chris raven
要望の内容は、以下の内容となっています。
国立大学は、これまで、国内での創造拠点としての高度な学術研究や科学技術の振興を担っており、また、高度人材育成の中核としての役割も担ってきています。
現在、国立大学法人の財政的基盤である運営費交付金は、年々削減され、各法人の経営努力によって対応するものの、その努力も限界に近づきつつあります。
また、国立大学の教育研究活動を支える施設・設備等については、施設整備費補助金等の削減により、老朽化も著しく進み、校舎等狭くもなってきています。
このような運営費交付金・施設整備費補助金等の削減が続くと、今後、教育の質を保つことは難しくなり、更に一部国立大学の経営破綻、学問分野を問わず、基礎研究や萌芽的な研究の芽を潰すなど、これまで積み上げてきた国の高等教育施策とその成果を根底から崩壊させることとなってしまいます。
なお、国立大学が、厳しい財政事情の中で、独創的で優れた学術研究活動を維持・発展させていくためには、間接経費30%の措置を含め、科学研究費補助金の拡充も不可欠です。
平成20年度予算編成に向け、国力の源泉としての役割を担う国立大学関係予算の確保・充実について理解いただいて、引き続き支援をいただきたい、という要望の内容になっています。
大学での研究等、専門的な分野では、どうしてもお金のかかることもあります。何に予算を使うのか?ということは、難しい選択もあるでしょうが、肝心なところには、必要分使えるようお願いしたいものです。
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投稿者 kksblog : 2007年11月02日 12:51