●本人の希望で自宅勤務が可能に 日本HPで新制度の導入開始 (2007年11月27日)
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP)は、11月1日よりフレックスワークプレイス制度を導入しました。
by avidlat
この制度は、1ヶ月のうち数日間、1日の就業の全部または一部を、自宅において就業することを認める制度です。通勤時間や移動時間の削減に伴う身体的・精神的負荷の軽減により、仕事の生産性を高めることと、多様な働き方により優秀な人材を確保することをこの制度の目的としているそうです。
日本HPでは、以前から育児・介護の必要な社員を対象とした在宅勤務制度は導入していますが、今回の制度は、対象に職種などの制限はなく、本人が希望し部門長の承認が得られれば理由に関わらず自宅で勤務することが可能となります。
本制度の導入に先立ち、日本HPでは約1年前より、営業、開発、管理部門などの社員約350名を対象に試験運用を行ってきました。試験運用では、開始後1ヶ月、3ヶ月が経過した時点でアンケート調査を行い、実際に参加した社員の意見をヒアリングし、その声を制度に反映させています。
日本HPでは、社員の自律性を尊重しより柔軟な働き方を推進するため、他社に先駆けて2000年にフリーアドレス制を導入するなど、さまざまな制度導入や環境整備を行ってきました。今回のフレックスワークプレイス制度の導入により、社員が仕事の生産性を高めるとともに、時間を有効活用し、ワークライフバランスのさらなる実現につながることを期待してるとのことです。
日本では欧州諸国などと比べてまだまだ「仕事をするために生きている人」が多いですが、このような制度がもっと拡大すればきっと「生きるために仕事をする人」が増えてくることでしょう。家庭で過ごす時間や家族団らんの時間も増えて、両親と子どものふれあいがもっと充実したものになるのではないでしょうか。この制度がこれからもっと広まることに期待したいですね。
■関連記事
KKSブログ: 働く女性が求める育児サポートとは?
KKSブログ: 男女共同参画調査「家事の大半は妻」 ~内閣府より~
KKSブログ: 子育ては仕事に差し支える、夫の協力が得られないが2割も増加 少子化社会白書より
« 「40代で独身の男性」で「ヤフー」を使っている人は「希少価値」? | トップページへ 携帯のサイトでの直感ゲーム音声入力対応「声で漢検」 »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年11月27日 20:20