●工作感覚でロボットを作ってみよう! ロボット学習システム「Robox」 (2007年10月05日)
理科はやっぱり実験・実践をしないと、と考えている先生方、ロボットを作ってみませんか?
神奈川県立総合教育センターと横浜国立大学が共同で、学校教育用のロボット学習システム「Robox」を開発しました。
もちろんロボットと言っても、二足歩行をするようなものではありません。車の形をしたロボットの、タイヤを動かしてスピードを調節したり、向きを変えたりする程度です。ですが、自分で作ったプログラムに沿って動く姿は、きっと感動しますよ。
「Robox」は大きく分けて、次の3つから構成されています。ロボットの大もととも言える、ロボット制御ボード(RoboBrain)・ロボットを動かす命令を作る、プログラム作成アプリケーション(RoboBuilder)・名前の通り、ロボットの体部分、ロボットボディー(RoboRover)。
プログラム作成と聞くと難しそうですが、言語を駆使する必要はありません。ロボットに教えさせる命令をアイコン化して、ブロックのように並べることで、動作のフローチャートを作ることができるようになっています。また、間違ったプログラミングをすると、アイコンの背景のみどり色がピンクになってしまうので、すぐにわかるのです。
本体には板目紙という、書類の表紙や梱包にも使える丈夫な紙です。紙なので加工がしやすく、板目紙は文具店や事務用品を扱っている店で入手できます。その他、ビスやナット、ワッシャーなどの部品も必要ですが、こちらもホームセンターなどで手軽に手に入れることができます。
また神奈川県の教員であれば、材料は全て、神奈川県立総合教育センターで配布されているのを入手できます。それ以外からでも、国内外から入手する方法がきちんと紹介されています。
組み立てたものを動かして見せたり、自分たちで組み立てさせたり、さまざまな場で、子ども達の能力に応じた活用方法がありそうです。「Robox」によって、多くの子ども達が「ものづくり」の楽しさに目覚めることができるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2007年10月05日 03:26