●小中学校の現場支援プロジェクトの進捗状況報告~大阪市教育委員会 (2007年10月31日)
このプロジェクトは、平成18年に市政改革室とともに立ち上げられたもので、学校現場、関係者、他都市などからのヒアリングを経て、学校現場の抱える課題を調査・分析するものです。
by Mark Manalaysay
第一回目の中間報告は、同年の市政改革オープンフオーラムにて行なわれました。そして、市政改革本部と共同して、課題を抽出・整理、課題に対する解決策を検討し、その解決策について検討、有効性・実現性を検証、教育現場の支援と学校の活性化を図るために教育委員会内にプロジェクトチームが設置されました。
抽出した課題としては、保護者からの多様な要望・クレームが多く、解決までの期間も長期化しており、
それに対しての対応としては、保護者との良好な関係に向けた手引書を作成し、研修会を実施するということで、現在進めている途中です。
具体的には、まず、保護者への初期対応について、対応のポイントを記載した手引書の作成に着手し、その後、教育センターで、新任教員を対象に「保護者との良好な関係づくり」についての研修会が開催されました。その後、教育センターで、全校園長を対象に「子どものために手をつなぐ(学校への要望・苦情・無理難題の裏にあるもの)」という研修会が開催されました。
手引書は、第1章として、問題の所在と基本的な考え方、第2章として、教育活動で起こる様々な対応例、第3章として、保護者との信頼・連携をめぐる問題の苦情状況とその対応例、といった内容が載せられています。
現代では、ああ言えばこうといったようなやり取りになってしまったり、いちゃもんのような苦情が出てきたり、と、対応に難しいこともたくさんあるようです。先生一人ひとりが悩むばかりではなく、話し合いながら、よりよい対応も知恵が集まれば出てくることもあるでしょう。
肝心なのは、子どもたちです。子どもたちに少しでもよい環境をと考えながら、大人が行動できればいいですね。
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投稿者 kksblog : 2007年10月31日 11:48