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ジェットコースターの定期検査の実施なしが2割超え 総務省からの調査結果 (2007年10月24日)

10月16日、総務省から「遊戯施設の安全確保対策に関する緊急実態調査に基づく勧告」が発表されました。

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by asifthebes

平成19年5月5日、エキスポランドで発生したコースター死傷事故を契機に、総務省は遊具施設の安全確保対策について緊急に調査を実施しました。今回は、44都道府県の72遊園地などにおけるコースター等の267遊戯施設を調査した結果がまとめられています。

コースターに関する緊急点検をおこなった結果、点検を実施して結果を報告してきた施設は全体の83.7%で、16.3%はまだ点検中とのことです。

結果を報告してきた施設のうち、点検の結果に問題がなかったのは81.4%。点検の結果、車輪や車輪軸、台車などにさびや腐食などがあった施設は2.3%で、うち是正された施設は2.0%です。

探傷試験についての調査では、コースター設置後1年を経過していない施設の探傷試験実施率は、2.9%でした。設置後1年を経過し、過去1年以内に探傷試験をおこなっていなかった施設は38.9%でした。このうち過去に一度も探傷試験をおこなっていなかった施設は23.5%もありました。

万が一、事故が起こった際の「事故報告の仕組み」を構築している特定行政庁の状況をみてみると、64特定行政庁のうち16特定行政庁で事故報告の仕組みがないという結果になりました。

この結果を反映してか、調査対象遊園地などで事故が発生しても、負傷者がない場合はとくに報告がなされていない場合もありました。平成19年度では、負傷者なしの事故10件のうち「報告あり」が2件、「報告なし」が8件でした。

特定行政庁がしっかり監視し、遊園地側もきちんと報告をすること。この連携ができていないことが問題です。楽しいはずの遊園地が、点検不足のせいで台無しにならないように、この調査を機にそれぞれがしっかり見直しをしてほしものです。

■関連記事
KKSブログ: 都市公園の遊具点検、全国で実施
KKSブログ: 子どもたちの遊具が危ない? 安全に遊べる環境をめざして
KKSブログ:国土交通省による遊戯施設の緊急点検についての報告

遊戯施設の安全確保対策に関する緊急実態調査に基づく勧告(要旨(PDF)・参考資料(PDF)・勧告(PDF)・結果報告書)



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投稿者 kksblog : 2007年10月24日 20:24


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