●10年の歳月を経て「広辞苑第六版」11月3日から予約受付開始! (2007年10月24日)
岩波書店は、1955年に第一版を発行した「広辞苑」の第六版を、2008年1月11日に開始する。 1998年に改訂された第五版から10年経ち、社会情勢を反映し経済・金融や情報通信、環境、 福祉など日々新しい言葉が増えていることを受け、全項目を見直し。新収項目を1万追加し、総収録項目は24万となった。
改訂のために収集した候補は、約10万といわれ、新収項目1万はそららを選び抜いた結果だ。第六版の新収項目には、「ニート」 「メタボリック症候群」「ブログ」「顔文字」などこの10年で定着してきた言葉が満載。
【分野別に見た主な新収項目】
「現代語」…温度差、食育、自己中、風評被害、猛暑日、内部告発、引籠り、など
「カタカナ語」…クレーマー、ケアマネージャー、着メロ、デパ地下、モラルハザード、リベンジ、など
「人文・社会」…イラク戦争、九-一一事件、個人情報保護法、裁判員制度、准教授、ハザードマップ、など
「自然・人間」…エコノミークラス症候群、鳥インフルエンザ、PTSD、臍帯血(さいたいけつ)、など
「科学・技術」…IH調理器、IP電話、青色発光ダイオード、ETC、燃料電池車、など
「人物」…朝比奈隆、安藤百福、植木等、丹下健三、宮沢喜一、吉村昭、アルマーニ、(ビル)ゲイツ、など
また、新たな言葉が生まれる一方で消え行く言葉もある。それにより、世代や地域間でうまく伝わらない言葉も増えている。これまでも
「広辞苑」では、それらを収録してきたが、今回は特に方言や各地域特有の事項、昭和40年代までの事柄についても項目を補充。地方語
(なまら・北海道、めんそおれ・沖縄などの方言)、地域事項(魚汁・能登、ちゃんちゃん焼き・北海道、など郷土料理・習俗・芸能・
地域気象など)、昭和の事例(ウルトラマン、おしん、サザエさん、真知子巻」などがあげられる。
第六版は、11月3日から予約を開始しし、来年6月30日までは完成記念特別定価として普通版7875円(税込)、机上版12600円
(税込)で発売する。
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投稿者 kksblog : 2007年10月24日 10:32
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