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学校に食育のリーダーを 栄養教諭の導入について (2007年10月16日)

「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得するための「食育」教育が、現在国をあげて推進されており、各学校でさまざまな取り組みがされています。

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フリー画像素材 EyesPic


そのために、国は「栄養教諭制度」を導入し、平成17年度より各校に配置が開始されました。栄養教諭は、平成19年4月1日現在、全国で974名が配置されていますが、東京都、静岡県では未だ配置されていません。この度東京都では、栄養教諭を配置する方針をまとめ、東京都教育委員会のサイトでその基本的な考えを発表しました。

東京都内の公立学校では、すでに「食育推進チーム」が編成されており、その中で「食育リーダー」を置いています。食育リーダーは、食育教育の計画作成や、家庭への情報発信など、食育推進チームの中核的役割を果たす、とされています。

各校へこれから配置される栄養教諭は、学校給食の管理や、食に対する指導のほか、食育リーダーの支援をする役割をします。支援の具体的な例としては、食に関する指導にかかる教材・指導法の提供、食育に関する研修会における講師などです。

つまり栄養教諭は、食に関する専門的な知識を持ち、高い指導力を持っていることがのぞまれます。栄養教諭免許が資格要件であり、さらに「食育リーダーとしての実績があること」「食に関する指導など専門的事項に関する研修講師などの実績があること」などの能力が求められています。今後は平成20年度を目途として、複数のモデル地区を設置し、栄養教諭の配置を予定しています。

食育に関しては、すでにさまざまな取り組みが行われ、子ども向けの、栄養や安全な食事に関する教材もいろいろ作られています。しかし、現代のような飽食の時代では、好きなものだけ選んでいても、十分お腹は満たされます。こんな今だからこそ、「食べる」ことの意味、食べ物の役割について、家庭でも学校でも、子どもと一緒に考えてみたいものです。

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投稿者 kksblog : 2007年10月16日 06:35


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