●使い方を間違いやすい言葉ランキング (2007年10月09日)
以前に「実は和製英語だと知らなかった言葉ランキング」というものをご紹介しましたが、今回はその日本語バージョンです。
ランキングの上位は、「役不足」、「情けは人の為ならず」、「気が置けない」の3つでした。いつも使っている言葉たち、実はあなたの使い方は間違っているかも・・・!?
「このようなお仕事、私にはとても役不足です・・・」などと使ってしまったことはありませんか。実はこの「役不足」という言葉、「自分の能力に対して役目が軽すぎること」という意味が正式なのです。本人が謙遜のつもりでも、これではちょっと不遜なニュアンスが加わってしまいますね。自分の能力よりも役目が重いときには「力不足」を使うのが通常です。
「情けは人の為ならず」も間違いが多いいいまわしですね。これは「情けをかけてやることはその人の為にならない」という意味ではなく、「人に親切にしていれば、まわりまわって自分にそれが帰ってくる」というのが正しい意味です。
次に第3位にランクインした「気が置けない」ですが、「あのひとは気が置けない人だ。」などどいう使い方をよくしますね。この言葉は、「あの人は何をするかわからないから、用心しないといけない。」という意味で使われてしまうこともしばしばあります。
しかし本当は、「気遣いする必要がない人」という意味で使います。たとえば自分の親友や一緒にいて居心地がいい人、遠慮をしなくてもいい人に使うのです。
これら上位3つのほかには、「なし崩し」「半時」「檄をとばす」「ぞっとしない」「憮然」などが4位以下にランクインしました。4位以下も、説明を読んでみると、「そうだったのか、なるほど!」と思うような言葉ばかりです。
毎日使っている日本語ですが、自分が考えている意味と、本当の意味が実はちがっているかもしれません。これを機会に一度確認してみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2007年10月09日 12:13