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学校・地域などでの取り組みを紹介 教育再生会議 (2007年10月09日)

教育改革・教育再生に関して、さまざまな場所でいろんな取り組みがなされていますが、実際の教育の現場ではどのようなことが行われているのでしょうか。

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日野学園での視察の様子


内閣に設置されている、教育再生会議は、これまで「7つの提言」が出された、平成19年1月の第一次報告、「4つの対応」が出された、平成19年6月の第二次報告が公表してきました。その後、さらに委員の現地派遣によって、改革の現状視察・関係者との意見交換を行っています。

そして第三次報告に向けて、「動き出す教育再生プロジェクト」として、改革の具体的な実践例を紹介し、またその他の取り組みについて事例を募集するページを立ち上げました。

現在は、現地視察の事例として、小中学校での取り組みの事例4件、自治体の取り組み5件、その他施設での取り組み1件が紹介されています。この中で、東京都品川区立小中一貫校日野学園の事例を紹介します。

日野学園では、6才〜15才までの生徒が同じ学舎に通う「施設一体型の小中一貫教育」が行われています。品川区では、平成18年4月から全ての小・中学校で小中一貫教育をスタートさせており、義務教育の9年間を一貫した系統的・継続的なカリキュラムを編成しています。

ここで独特なのが、9年間を4−3−2に区分けしたカリキュラムです。子供の心や身体の発達をふまえ基礎基本の定着に重点をおく1〜4年生、学力の定着を図り個性、能力を伸ばす5〜7年生と8、9年生の3つのステージに分けられています。校長先生など関係者は、この4−3−2の区分けが、有効だと確信しているそうです。

その他、地域ぐるみでのボランティアへの取り組み、土曜日など学校の休業日を利用した学習、いじめなど学校に関する問題を解決するための支援チーム設置、認定こども園など、各地でさまざまな取り組みがされています。

教育に関する目標や問題点は、それぞれの現場で違ったものを抱えているでしょう。中央の教育再生への取り組みも大事ですが、各現場での取り組みも重要です。こういった多くの取り組み事例が紹介されることで、それを参考にした新たな取り組みが生まれ、さらに別の現場に活かしていく、そんな流れを作り出せるといいですね。

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投稿者 kksblog : 2007年10月09日 05:38


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