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映画/クローズド・ノート[公開中]~教員向け試写から~ (2007年10月01日)

9月29日から公開されている映画 「クローズド・ノート」(配給東宝)は、一冊の残された日記を主人公「香恵」(沢尻エリカ)が見つけることから始まります。

小学校の先生として初めて担任を持つ「伊吹先生」(竹内結子)の日常と苦悩。そこには一人の女性として悩みながらも、 初めての担任となる4年2組との毎日が綴られていました。

一方、主人公・香恵は、教員を目指す大学生、万年筆屋でアルバイトをしながら、学校生活、恋、と慌しい日々を送っていました。そんななか、 香恵は日記を読むことで姿を知らない伊吹に思いを重ねていきます。

伊吹の恋に自分を重ね…、子どもたちとの温かい日々を想像して微笑み…。誰かの言葉で自分が変わることや、 人を愛する気持ちの尊さを感じるこができる作品です。

クローズド・ノート(竹内結子)
 (C)2007「クローズド・ ノート製作委員会


教員である「伊吹」、教員を目指す学生「香恵」の姿から何かを感じ取ってもらえたらと、弊社では配給東宝の協力の下、 公開前に教員向けの試写会を開催。50人ほどの幼・小・中・高教員が参加してくれました。

【都内小学校養護教諭(1年目)】
― 印象に残っているシーンや映画を観終わった感想を教えて下さい
 映像がきれいで、特に、 四季の移り変わりがとてもきれいでしたね。

―「心の力」という言葉が出てきますが、先生はどのように考えますか
 養護教諭という立場もありますが、話をよく聞いてあげて、その子が自分の言葉を表現した時に、 自分の気持ちに気づけたりすることかなと思います。表情や言葉に表現できる力を大切にしたいなと思います。

―伊吹先生に共感できることはありましたか
  一人ひとりの個性を見つけて力にしていく「伊吹賞」をあげるシーンですね。

【千葉市内小学校教員(20年以上勤務)】
―日記を読んだ「香恵」 はどんなことが得られたと考えますか
 あきらめないこと、願いは叶うことを知り、元気づけられ、 勇気づけられたと思います。

―伊吹先生に共感できることはありましたか
 いろいろありましたが、不登校の君代ちゃんが登校した日、教員として同じように私も泣くだろうと、 映画の場面と重なり合う気持ちになりましたね。私はベテランの域にありますが、教員として励まされ、また頑張ろうと思いましたね。

―映画を通じて若い教員や教員を目指す人たちに感じて欲しいことは
 今の学校は、 世の中では暗いイメージが多いのですが、実情は、この映画のように日々頑張っています。教員という仕事が、喜ばしいものだと若い人にも、 世の中にも分かって欲しいですね。
◇            ◇
ほかにも、不登校児童の家に通うシーンは自分の姿に重ねたり、子どもたちを純粋に愛する気持ちを再確認したといった、 新卒時代を思い出したといった声をいただきました。

ラストのシーンでは、香恵の表情にハッとさせられ、伊吹が皆に愛されていた姿にきっと涙するはずです。

 クローズド・ノート(公開中/ 配給・東宝)



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投稿者 kksblog : 2007年10月01日 11:44


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