●ヒラメキボって、なぁに?~コクヨのサイト (2007年10月01日)
ヒラメキボとは・・・現代の“柔軟な発想で新しい価値を次々に生み出す人材が求められる”ということを踏まえた上で、そういう新しい価値を生み出すための原動力となるべくできた『ヒラメキ』研究のための機関だということです。
by yun
ひらめきのためには、柔軟な発想が大切ということは、納得できますよね。さて、この柔軟な発想を育てるための子どもたちへの教育が現状できているのかどうか?と考えると、微妙で複雑なものを、感じませんか?
サイトの中では、アメリカとイタリアと韓国での教育の一部が紹介されています。
中でもアメリカの「能力としてのEQ」を意識した教育への考え方には、非常に興味深いものがあります。一般的な学力としては、「IQ」なのですが、EQというのは、Emotional・Quotientの略で、“こころの知能指数”のことをいいます。つまり、人の気持ちを理解し、感情をコントロールする能力ということになります。EQがあってのIQではないのか?という考え方があります。
昨今、国内での事件で気になるのが、子ども同士の争い、子ども対大人の争い。その際に、すぐに命に関わるところまでいってしまうことが多いですよね。お互いの感情を分からずに話をするのが喧嘩になりやすく、「キレる」ということに発展してしまうのではないかということや、感情を表す言葉をたくさん知っていれば相手の気持ちも理解でき、自分の感情をコントロールすることができれば、相手が怒っていても冷静な対処ができるはずだというような意見がそえられています。
イタリアでは、先生たちが行っている「ドキュメンテーション」という独自の方法があり、子供たちの遊びや活動を写真やメモで観察、記録、それを資料化にしているのだそうです。そうすることで、今後の子供たちへ関わり方や新しい教育方法を考えるための参考資料ができるというわけです。子どもたちが公園や広場で自分たちの絵などの作品を展示したり、街のガイドブックを作ったりする中で、子供たちが自発的に、楽しみながら、コミュニケーションし学んでいく方法をとっています。
韓国では、遊びの中から学ぶことを目的として、教材を多種多様、用います。教材は、単なる遊び目的でなく、知識を蓄え発想を刺激するためのものが多いそうです。そして、韓国では“21世紀に向けての創造性開発”と“韓国人としてのアイデンティティ定着のための伝承遊び教育”という言葉が、幼児教育を研究するどの大学のプログラムにもあって、非常に意識的に取り組まれているそうです。
ヒラメクためには、遊び心が必要、遊びがある心には余裕があるはずです。受け身として、「これはこういうものです」という学びだけでは、いざという時の対処ができなかったり、新しい発想が生まれてこなかったり、それだけでなく、もしかすると、人と接することで育成されるべきものが育成されないまま大人になっていく。そういう大人がいっぱいになるって、ちょっとコワいことだと思いませんか?
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投稿者 kksblog : 2007年10月01日 01:34