●内閣府より3つの重点項目の発表 全国青少年健全育成強調月間 (2007年10月22日)
内閣府から、平成19年度「全国青少年健全育成強調月間」が発表されました。
by gozdeo
内閣府では昭和53年度から青少年育成国民運動の一層の充実と定着を図ることを目的として、毎年11月を「全国青少年健全育成強調月間」と定めて、青少年健全育成のための事業や活動を集中的に実施しています。
平成19年度の重点事項は、一つ目に「青少年を非行や犯罪等から守るための取組の推進」、二つ目に「児童虐待の予防と対応」、三つ目に「青少年の社会的自立支援の促進」です。
一つ目の「青少年を非行や犯罪等から守るための取組の推進」では、子どもの安全確保の取組、有害環境の浄化活動などの推進、いじめの未然防止と早期対応という点に分けられています。
具体的に、たとえばインターネット上の違法・有害情報対策として、フィルタリングサービスの意義や活用方法についての官民一体となった普及・啓発を推進したり、インターネットカフェ、漫画喫茶、カラオケボックス等の事業者に対して、青少年の深夜の立入制限の自主的措置を要請したりという内容です。
二つ目の「児童虐待の予防と対応」では、要保護児童対策地域協議会(子どもを守る地域ネットワーク)の設置促進や機能の充実が課題として載せられています。
三つ目の「青少年の社会的自立支援の促進」では、職業観・勤労観および職業に関する知識や技能を身につけさせたり、国際社会の一員となるために国際理解を深めるための学習機会を提供するなどの内容になっています。
また、「家庭への支援の充実」として家庭でのしつけの在り方や親の役割などについて知ることができるよう情報の提供につとめること。そして親子の相談指導などを行う地域活動の振興を図るとともに、子育て支援ネットワークづくりを促進し、子育てサークルや学校、関係機関なども含めて地域社会が一体となって家庭の子育てを支援する活動を進めるとしています。
健全な青少年の育成のためには、学校や地域だけではなく家庭への支援も必要です。家庭への支援が充実すれば、家庭での子育ての不安がなくなり明るい社会へなっていくことでしょう。住んでいる市区町村で相談指導や地域活動が始まったら、この機会に積極的に参加してみてはいかがでしょう?
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投稿者 kksblog : 2007年10月22日 19:40