●宇宙は不思議の玉手箱(HPスーパーサイエンスキッズ) (2007年09月26日)
日本ヒューレット・ パッカード株式会社は8月23日、HPスーパーサイエンスキッズ・スペシャルワークショップ 「もうすぐ月食!!宇宙の旅に出発しよう」を国立天文台三鷹キャンパスで開催しました。
HPスーパーサイエンスキッズなどの体験プログラムでスクイークを経験したことのある子どもや三鷹市の小学生の計40名が参加しました。
宇宙を語る縣氏と資料に目を通す子どもたち
圧倒的な臨場感4次元デジタル宇宙シアター
子どもたちは、まず4次元デジタル宇宙シアターや天文台歴史館(大赤道儀室)など国立天文台の施設内を見学しました。
天文台歴史館(大赤道儀室)を見学
4次元デジタル宇宙シアターは、直径10m、世界的にも希少な常設の双方向立体ドームシアターです。
専用のメガネを装着して観る立体ムービーコンテンツは、天文学の最新の観測データや理論から作り上げられており、 まるで自身の体が宇宙空間に浮かび上がり、様々な天体が目の前を動き回るような感覚を覚えます。
子どもと一緒に観た保護者は、子どもたちと一緒に思わず声を上げていました。同施設は、3D(立体)投影設備としては日本初、 世界的に見ても常設のものとしては世界で唯一のものだといいます。
宇宙は不思議の玉手箱
講演に立った縣(あがた)秀彦氏は、冥王星が惑星から矮惑星へと見直された経緯や太陽系、銀河系、ダークエネルギー、
ダークマターなどについて説明しました。
「最も古い学問は、天文学、算術、音楽の3つと言われている。一番古いと言うことは人類の関心のベースにある、
誰もが興味を持って参加できる学問、実際に確認されている天体のほとんどがアマチュア天文家により発見されている。宇宙は不思議の玉手箱。
皆も謎解きに挑戦してみて」
そう子ども達に呼びかける縣氏の言葉には、遥か遠い宇宙の謎を追い続ける少年のような温かな情熱が溢れていました。
自由な発想を育てるスクイーク
スクイークの操作に思わず微笑みこぼれる
また宇宙を題材にしたスクイーク・ワークショップでは、昨年のコンテストを受賞した子ども(小5男子、中2女子)
がそれぞれ講師を務めるユニークな試みも行われました。
クイズを交えながらスクイーク上で惑星の大きさを出して太陽系を形成したり、惑星の公転周期や動きをシミュレーションしたり、 講師となった二人は、スクイークを使い惑星の動きのシミュレーションなどを実施、 参加した子どもたちはスクイークと共に宇宙や天体を学びました。
スクイークは、PCの基本概念であるダイナブックを提唱するなど「パソコンの父」と呼ばれるアラン・ケイ氏が開発しました。
「コンピュータで子ども達の既存の枠にとらわれない自由な発想のできる想像力を育てる」 ため、子どもでも直感的に理解できるプログラム言語になっています。現在米国やスペイン等で普及が進んでいるそうです。
同社では、子ども達の理科離れ対策やICTを活用した教育一助として、世界的なクリエーター、サイエンティストの卵を育成・
サポートするため、スクイークを用いたワークショップやコンテストを行っています。
HPスーパーサイエンスキッズ
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投稿者 kksblog : 2007年09月26日 19:54
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