●猛暑だった今年の夏 「河川」「水遊び」での水難事故が増加 (2007年09月20日)
「平成19年夏期における水難・山岳遭難発生状況について」という報告書が、警察庁のサイトにアップされています。今年の6月から8月の間に起きた、水の事故、山での遭難についての統計がまとめられています。
今年の夏期に起こった水難事故は766件と、昨年の同じ時期と比べて5件多くなりました。亡くなった方は426人、このうち中学生以下の子どもは52人です。水難の起きた場所は海・河川が最も多く、子どもだけに限った場合でも最も多い結果になっています。
水難件数が最も多いのは海ですが、前年と比較すると減少しています。一方、増加しているのが河川での事故です。発生件数は前年より43件増えており、子どもに限ってみると、発生件数・死者ともに最も多居場所となっています。発生状況では、水遊びをしているときの事故が前年と比べて増加しています。
その他には湖水地、用水路、プールなどで事故が起きていますが、プールでは発生数に比べて死者は少なく、湖水地、用水路では多いことがわかります。特に湖水地では、発生数31件(うち子ども8件)に対して、死者・行方不明者24人(うち子ども5人)と、件数の半数を超える人数が犠牲になっています。
山での遭難事故は、発見件数、遭難者数、死者・行方不明者数いずれも前年より増加しています。遭難した年齢層は中高年層が多く、50、60代を合わせると全体の半数にのぼります。人数は少ないものの、15歳未満の子どもも20人が遭難しています。
アウトドアはレジャーとして定着し、特に子どものいる家庭では、自然の中で貴重な体験ができるとして人気です。確かに、都会で暮らしている身には自然は魅力的であり、そこから学ぶことも数多くあります。しかし、管理されていない自然の中で過ごすことは、安全への責任を自分たちで負うということでもある、と自覚することが大切です。
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投稿者 kksblog : 2007年09月20日 02:07