●国民生活に関する世論調査報告書~平成19年7月 (2007年09月20日)
調査での質問は、現在の生活について、生活の向上感・満足度・充実感について、また、日常生活での悩みや不安・今後の生活の見通し、そして、生き方,考え方についての内容となっています。
by yun
去年の今頃と比べて、生活が向上していると思うか?という質問に対しては、「同じようなもの」と答えた割合70.3%で「低下している」と答えた割合が24.5%となっています。
生活の向上については、前回の調査結果と比較してみると、「向上している」と答えた割合が低下し、「低下している」と答えた割合が上昇しています。全体として、現在の生活にどの程度満足しているか?については、「満足」が62.7%、「不満」が36.0%となっていますが、前回の調査結果と比べて「満足」の割合が低下し、「不満」の割合が上昇しています。
所得・収入に対しての満足度を都市規模別で見ると、「満足」は大都市で高く、「不満」は中・小都市で高くなっています。また、性・年齢別に見て「満足」は女性の20歳代、70歳以上、「不満」は男性の30歳代から60歳代で高くなっています。
ちなみに、所得・収入に対して職業別に見ると、「不満」は自営業主で高くなっています。それにともなって、充実感を感じているか?という質問に対しても、自営業主は「感じていない」と答えている割合が多くなっています。
そして、全体的に、生活の向上・所得収入に関して男女別では、「不満」と答えているのは女性に比べて男声の方が高くなっています。
充実感を感じるのは、どういう時か?という内容では、家族団らんやゆったりと休養といった時に充実感を感じ、仕事に打ち込んでいる時に充実感を感じると答えた人が減少しています。
資産・貯蓄に関して、全体的に60代・70歳以上では満足、一番不安に思っているのは40代ということがわかりました。また、将来の生活設計について悩んでいるという人が、40代を中心に多くなっています。
40代は一番社会の中心となって活動する時期ですが、仕事で充実感を得るより心のよりどころを求め、健康で平和に暮らせるのが一番、と考える人が多くなっているようです。素直にうなづける結果ですが、不安を感じながら生活するというのは、なかなか辛いものです。みんなが明るく楽しく笑える日が来ることを願います。
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投稿者 kksblog : 2007年09月20日 00:07