« 中高校生 約6割がケータイに振り回されていると感じている |
トップページへ
| 正しく知って身を守ろう 緊急地震速報の認知度に関するアンケート »
●流れ星の光の幅は、わずか数ミリメートル すばる望遠鏡で初の測定に成功 (2007年09月16日)
国立天文台は、9月10日、ハワイ島マウナケア山の頂上にある「すばる望遠鏡」に写った流星の画像を解析した結果、流星の発光領域が、直径わずかに数ミリメートルであることを突き止めたことを発表しました。
これまで流星領域の大きさは、1メートル以下と大枠で測定されていましたが、具体的にサイズを特定したのは世界でも初めてです。
流星のもととなる直径0.1~1ミリメートルの流星塵が、地球の大気に毎秒10キロメートルの速さで突入し、大気圏内の窒素や酸素などの分子や原子を蹴散らしながら突進します。蹴散らされた原子や分子が、さらに周りの原子や分子に追突するため、流星塵の通過する流域が加熱され、特有な光(再結合線)を放ち、この光が流星の輝きというわけです。
研究チームは、はるかアンドロメダ銀河を撮影中に、たまたま写り込んだ流星の「禁制線」という、地上では見られない特殊な光成分に注目しました。これを物理学的な計算により、分析の結果、流星の光を放つ流域のサイズ特定に成功したのです。
たまたま写った現象を、見過ごしてしまえばこの研究成果はなかったわけです。すばる望遠鏡の性能のすばらしさと、研究者のすばらしい着眼点から得た、誇れる成果といえるのではないでしょうか。
« 中高校生 約6割がケータイに振り回されていると感じている | トップページへ 正しく知って身を守ろう 緊急地震速報の認知度に関するアンケート »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年09月16日 21:35
コメント