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AED(自動体外式除細動器)を用いた救急法研修会を開催 (2007年09月13日)

この春から、ある県では、県立高校安全振興会より県内の県立高校全校に「AED」が寄付され、設置されています。そのことを受け、各学校で、緊急時に教職員から生徒までの誰もが「AED」を使って救命措置ができるよう、消防署や日本赤十字社の方を講師に招き「AEDを用いた救急法研修会」が開催されました。 

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AEDは、自動体外式除細動器というもので、心臓がけいれんして血液を流すポンプ機能が失われた状態、つまり心室細動になった心臓に対し、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。2004年から医療従事者でない一般市民でも使用できるようになり、病院、診療所、救急車、そして、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業などの人が多く集まるところを中心に設置されているものです。AEDは、操作方法を音声ガイドしてくれるので、簡単に使用できるものです。

研修会は、AEDが納品された際の講習以外に開催され、また開催予定されることになっています。県立高等学校長会でも、管理職も救急救命に関する知識を習得する必要があるということで、保健福祉部医療課の職員を講師として研修会が開催されます。

AEDは、心臓の動き、つまり心電図を自動解析し、電気ショックが必要な場合にのみ電気ショックを流す仕組みになっています。

最近では、一般市民がAEDを使って救命した事例も増えてきているそうです。小さな親切や手助けでも、なかなかすぐに手を出すことができずに、その場をやり過ごしてしまうことがありがちですね。人助けには大人も子供も関係ないのですが、まずは大人が当たり前のこととして、人が困っていたら助ける、という態度を示すのも教育のひとつでしょう。まして、AEDは、人命に関わる機器です。いざという時の対処ができるよう準備をしておくことは大切ですね。ほかの地域でも、ぜひ見習って、地域内で徹底して人助けのための準備ができればいいと思います。

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投稿者 kksblog : 2007年09月13日 14:38


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