●入学者全員の卒業を目指す「離脱者ゼロ」プログラム (2007年09月11日)
仏教大学では、「縁(えにし)」コミュニティによる離脱者ゼロ計画ということで、入学者全員卒業を目標に“適度な距離感を保った学生の共同体作りと就学支援セーフティネットの構築”といった内容のプログラムが組まれました。
プログラムの概要としては、学生と教員と職員が『縁コミュニティ』という共同体を通して係わり、そのことによって、学生が「つながっていない不安」から「つながっている安心」を自覚することで、相互支援し、孤立化の防止と新たな挑戦をうながしていくことを目的とするものです。
『縁コミュニティ』は、顔と顔を合わせるリアルな場を基本に、現代学生のニーズも汲み取り、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを活用して、多重的な関係づくりの場を提供することが特徴となっています。
また、『縁コミュニティ』は、人間関係づくりの場だけでなく、「ミッションプログラム」と呼ばれるコミュニティに方向を与えるプログラムも織り込まれています。佛教大学では、社会人として活躍できる人間力も獲得できることを目指しており、卒業生も巻き込んでの学びの共同体が、キャリア形成や知の拠点となるように、というようなことも狙っています。
「縁(えにし)」とは人と人とのつながりをいっているわけですが、仏教大学では、個としての自分の「因」と「私とつながっているもの」の縁、この「因と縁」の全体が社会に生きるそれぞれの人であり、因が変われば縁が変わり、縁が変われば因が変わると考えられています。人と人とのつながりの中で共に育ってゆく小さな社会が縁であり、縁の中で励まし合い、支え合いながら人間力をつける、ということを目標としています。
人との縁というのは、だんだん歳を重ねてこそ感じていくものですが、その縁を作るためのコミュニティに参加できないということを繰り返していると、どんどん個の自分の世界になっていきますよね。最初は、縁も人から与えられ、そして、自分でも自分を見つめながら人との間に生まれる何かを会得していくということが、必要なことなのかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2007年09月11日 00:51