●女の子よ理系へ進もう! 「女子中高生の理系進路選択支援事業」 (2007年09月10日)
昨今では、女子が大学、大学院に進学することは、特にめずらしくもないことです。しかし未だに高校の理系クラス、大学の理工系の学部では女子学生は少ないようです。
農工大でのブルーベリージャム作りの様子
文部科学省では「女子中高生の理系進路選択支援事業」を実施しています。大学などによる体験実習や、高校への出張授業などが行われています。これにより女子中高生の科学技術分野に対する興味・関心をうながし、理系への進路選択を支援するのがねらいです。
この事業の、平成19年度の採択機関における取り組み状況、および各機関へのリンクが、文部科学省のサイトに掲載されています。
現在掲載されているのは、信州大学の体験学習会「わたしもサイエンティスト!」、東京農工大学の「理系のお仕事聞いてみよう!体験してみよう!in農工大」、東京大学海洋研究所による、女子高校での出張授業などです。
それぞれのプログラムへの案内へのリンクもはってあり、具体的な案内や、終了したプログラムの様子などを見ることができます。いずれも女子生徒を意識した、かわいらしいデザインのページで、「むずかしい」「理屈っぽい」「おしゃれじゃない」というような、理系のイメージは感じられません。
信州大では上高地での体験学習もあります
農工大は名前のとおり、農学系と工学系の学部がありますが、工学系では「‘ものづくり’体験してみよう」と題して、ロボットコンテストに出場したロボットや、鳥人間コンテストで使用した機体などの実演が行われ、その後自分たちでも実際に作ってみる、という内容になっています。
学校での授業だけでは「何の役に立つの?」と思っている公式や記号が、実際に使われている、役に立っているところを目の当たりにできるのです。きっと参加した後では、数学や物理の教科書がちがったものに見えるのではないでしょうか。
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「女子中高生理系進路選択支援事業」採択機関決定 文部科学省
「女子中高生の理系進路選択支援事業」平成19年度採択機関の取組状況について(文部科学省)
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投稿者 kksblog : 2007年09月10日 11:14