●命より大切なものは『家族』 ~命に関するアンケートより~ (2007年09月10日)
北海道教育委員会は、小学生小・中・高学年/中学2年生/高校2年生を対象に「命の大切さに関するアンケート」を実施し、その集計結果を発表しました。
近頃犯罪の低年齢化の問題などで、こどもの生命倫理にたいしていろいろ意見が出されています。今回は公立学校に通う小学校2年生から高校2年生を対象に、同一の質問をした回答結果です。
アンケートの中の「命より大切なものがあると思いますか」の質問に対し、全体72.2%が「いいえ」と答えています。小学校2年生の回答記述の中には、「ちきゅう」「家族」「友達」「動物」などがありました。
高校2年生は「家族」「友人」「お金」「愛」などがありました。高校生にもなると考え方がはっきりしているようで、「お金」と答えた人が1.1%いました。
「家族や友人から必要とされていると感じますか」の質問に対し、小学校2年生では78.11%、高校2年生では63.8%が「はい」と答えています。年を追うごとに「はい」という回答が少なくなっています。自分のことや、まわりのことが複雑に思える思春期なので、だんだんと「はい」の回答が少なくなっていく結果はなんとなくわかるような気がします。
およそ8割の子どもが、命の誕生や人や動物の死の際に、悲しみや喜びを感じたことがあるようです。
生きている限り、新しい命、消えていく命、色んな命に関わっていきます。ある時は喜び、感動。ある時は悲しみ、さみしさ。またある時はむなしさ、ふがいなさを。
今回の調査はまだ十代の子どもたち。きっとこれから色んな命に関わることと思います。
そして、関わった命1つ1つ、その時の感情1つ1つで、子どもはまた成長していくと思います。
今回の調査で、子どもたちは子どもたちなりに「命」と向き合って、一生懸命考えているのかなあと思いました。ガンバレ!!
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投稿者 kksblog : 2007年09月10日 02:06