●文部科学行政についての進捗状況と今後 文部科学大臣会見 (2007年09月09日)
文部科学大臣が8月27日に行なった会見の概要が、文部科学省のホームページにアップされています。
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この日、会見は2回行なわれました。1回目は臨時閣議後、2回目は大臣留任決定後です。
1回目の会見の主な概要は以下のようなことです。
まず、大臣が臨時閣議で外遊した報告と辞表にサインしたことを報告し、記者からは、教育基本法や教育関連3法の改正や、未履修問題などを含めた大臣の1年間の感想と今度の文部科学行政に対しての質問が出されました。
それに対する大臣のコメントは、諸問題に対する進捗は、全体では3分の2位の進捗状況であることが報告されました。その内訳としては、法律を改正するということが3分の1、予算の裏づけをすることが3分の1、職員の意識改革が3分の1。
法律についてはほぼ完成したことで3分の1達成、予算については概算要求をまとめたが実現していないので6分の1達成、意識改革については無理な注文にも我慢強く付いてきた職員への評価として6分の1達成ということで、合計すると3分の2の進捗になるということでした。
2回目の会見の主な概要は以下のようなことです。
まず、1回目の会見で、教育関連の諸問題についての対応は3分の2の進捗状況と発表したことから、残りの3分の1についてどのように取り組むかコメントしました。その後のやりとりは、教育に関する具体的な問題についての質疑応答でした。
教員を増やすために生じる行政改革推進法との関連問題、歴史教科書の教科書検定に関する件、学習指導要領の改訂の件、小学校英語の必修化について、大学・大学院改革について、いじめと不登校の問題、食育に関連する栄養教諭増員について、教育振興基本計画についてなど大臣の考え、意見が発表されました。
子育て世帯にとっては、文部科学省は注目すべき組織です。新しく再スタートした安部内閣の中で、文部科学省がどのように教育改革を行なってくれるか、文部科学大臣の言動と合わせて注目していきましょう。
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投稿者 kksblog : 2007年09月09日 21:44