●全国初、手話によるろう学校-子供たちの学習理解を深めるために (2007年09月13日)
全国初の手話によるろう学校ができました。
by nqould
フリースクール「龍の子学園」は、品川区の八潮北小学校の校舎を借りて授業を行うことになりました。「龍の子学園」は、東京都の私立学校への認可申請を10月に行います。
日本では手話による教育は認められていませんが、NPO法人バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センターは、ろうの子どもたちの学習理解を深めるため、平成11年月、手話で授業を行う「龍の子学園」をフリースクールとして開設しました。
それ以来、アパートの一室で始まり、活動場所を探して各地を転々としながら運営してきましたが、今年の3月に東京都が手話によるろう教育特区として認定されたことを受け、「龍の子学園」は私立学校の設立を進めてきました。
しかし、東京都から認可されるためには校舎が必要です。そこで、品川区と東京都が相談し、八潮北小学校の校舎を貸し出すことにしました。
これによって「龍の子学園」は10月に学校法人明晴学園として東京都に私立学校の認可申請をする予定です。
現在、「龍の子学園」には、都内各区のほかに、神奈川、埼玉、栃木、静岡、広島からも子ども達が通学しています。遠くから「龍の子学園」に通っている子供たちがいるということは、手話教育が必要とされているという証ではないでしょうか。
しかし、ろうの子供たちの為の手話教育は、今のところ東京都だけしか認定されていません。もっと多くの子供たちがよりよい教育を受けられるよう、これを機会に、さらに手話によるろう教育の認定地区が増えることが期待されます。
なお、保護者の多くは、龍の子学園が私立学校になれば、品川区に転居してきたいと話しています。
■関連記事
平成18年度「特別支援教育資料」から教育現場を数字で追う
わずか1か月で3000校近い学校が登録 (オアシスプロジェクト
学校教育法等の一部を改正する法律公布 特別支援学校設立に向けて
« AED(自動体外式除細動器)を用いた救急法研修会を開催 | トップページへ ワコム、新ブランド「Bamboo」でタブレットに新展開 »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
投稿者 kksblog : 2007年09月13日 14:38