●文部科学省から発表 子どもと一緒に学べる映像教材 (2007年08月01日)
文部科学省から平成19年6月分の映像作品等選定一覧が発表になりました。
by madmaven
文部科学省では、映画やそのほかの映像作品、紙芝居作品に対して、教育上価値が高く、学校教育または社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定しています。この選定は学校教育用、社会教育用、一般劇映画にわかれていて、毎月いろいろな映像が選定されています。
6月は「ミリオンダラー・ベイビー」などで有名になった女優のヒラリー・スワンクが登場する熱血教師の映画が選定されました。
6月に文部科学省より特別選定、および選定を受けた映像の審査数は25作品で、特選は4作品で選定・特選数は23作品でした。そのうち学校教育の幼稚園用が3作品、小学校用が2作品、中学校用が6作品、高等学校用が3作品で、社会教育や一般映画が多数を占めました。
今回、選定された映画の中に「フリーダム・ライターズ(Freedom Writers)」があります。これは1994年のアメリカ・ロサンゼルスの様子を描いた作品で、ロス暴動直後にロサンゼルス郊外のある高等学校で起こった実話です。当時のロサンゼルスにはドラッグや銃、刃物などを持った15歳の生徒たちが溢れていましたが、一人の熱血教師が生徒たちと真剣に向き合い、アメリカ全土でも熱い涙を誘った映画です。
「フリーダム・ライターズ(Freedom Writers)」はあの「ミリオンダラー・ベイビー」で一躍有名になった女優、ヒラリー・スワンクが初プロデュースを手掛けた映画でもあり、生徒と英語教師によるベストセラーを基にして描いた作品なので、とても現実味があってさわやかな印象の映画です。
生徒はもちろんアメリカ人ですが、現代日本の教育現場に重なるような場面もたくさん出てきます。この作品にはもう一度生徒と向き合ってみようと思わせてくれるようなパワーがあります。今、熱血教師や熱血オヤジが減ったといわれていますが、この作品を通して何かが変わってくれるかもしれません。
この夏休み、家族で映画を見るなら「フリーダム・ライターズ」もなかなかよさそうです。
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投稿者 kksblog : 2007年08月01日 21:34