●仕事と仕事以外のバランスを取って生きよう ワーク・ライフ・バランス (2007年08月01日)
男女共同参画会議 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会による、「ワーク・ライフ・バランス」推進の基本的方向の報告ワーク・ライフ・バランスとは、仕事、家庭、地域、自己啓発など、様々な活動について自らが希望するバランスで展開できる状態のことです。
( Photo by (c)Tomo.Yun )
少子高齢化・人口減少時代を迎え、これまでの働き方では、個人、企業・組織、社会全体が持続可能でなくなる恐れがあります。一人一人のワーク・ライフ・バランスが取れることによって「仕事の充実」と「仕事以外の生活の充実」の好循環をもたらし、社会全体の生産性が向上することが期待できるのです。
ワーク・ライフ・バランスのポイントは以下の3つです。
1:男性も女性も、あらゆる世代の人のためのもの。
2:人生の段階に応じて自ら希望する「バランス」を決められるもの。
3:「仕事の充実」と「仕事以外の生活の」好循環をもたらす。
どうして今、ワーク・ライフ・バランスがこれほどまでに必要になっているのでしょう。現在のライフスタイルの現状についてのアンケートの結果、多くの男性が子育てや家事、地域活動などに関わりたいと考えているのに対し、ほとんど実現できないまま、仕事中心の生活になってしまっています。それにより配偶者の就業が困難になったり、意に反して退職せざるを得なくなったりしています。同様のことは、子育て世代だけでなく、介護世代にもあり得ます。このような役割が偏った状況を打破し、希望するバランスを実現するために、ワーク・ライフ・バランスを考えることが必要になってくるのです。
一方、企業・組織には従業員のワーク・ライフ・バランスに応じた対応をすることが求められます。年齢や個人の生活環境によって異なるニーズへの対応、それによって意欲や満足度の向上、心身の健康の維持が図れます。これは経営戦略の重要な柱にもなる、いわば「明日への投資」といえます。
人々の意識は変わっているのに、社会の仕組みが旧体然としていることで、バランスが崩れているのではないでしょうか。実現には長い時間が必要かもしれませんが、よりよい暮らしができる社で会は、よりよい子育てができるはずです。
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投稿者 kksblog : 2007年08月01日 05:56