●モンスターペアレント対応に支援チーム発足(京都市) (2007年08月31日)
一部の保護者からの一方的なクレームや道理に基づかない要求等により、 教育活動の停滞や教職員が精神的に疲弊するケースが報告されている。なかには子どもの教育権が保障されない事態も出ているという。
京都市教育委員会では、
そうした批判や要求について問題の本質や背景を把握し、組織的で的確な対応を行うために「学校問題解決支援チーム」を発足。
学校や保護者への直接指導・支援を行いながら、学校と保護者との関係改善に努めていく。
学校問題解決支援チーム発足
(京都市教育委員会:PDFデータ31kb)
「学校問題解決支援チーム」は、教育委員会だけでなく、医師や弁護士、臨床心理学者、市民代表など外部の専門家を含めた組織。学校・
家庭・地域との連携を深め、必要に応じた学校・保護者への直接指導・支援や、今秋発足を予定する「自律促進教育チーム(仮称)」
(※)の指導への保護者からの一方的な批判・要求へ対応する。
活動内容は大きく3点。
①学校,保護者,児童生徒等の状況把握及び専門性を活かした対応策の検討
②学校,保護者への具体的な指導・支援及び学校と家庭との関係修復に向けた働きかけ
③保護者,地域住民からの学校における学習活動・生徒指導の問題に係る苦情等への対応及びPTA等とも連携した学校・家庭・
地域各々の機能回復に向けた指導・支援
こうした「問題解決支援チーム」に関する取組みは、この度の文部科学省による平成20年度概算要求においても、
「重視する必要がある」ものとして言及されており、今後各地に拡がることが予想される。
※「自律促進教育チーム(仮称)」
=反社会的な問題行動により正常な教育活動が阻害される問題を解決するため、学校での特別指導に対する援助や一時的な校外での指導、
学校復帰に向けた体制づくり等を行う。当該児童生徒の立ち直りを支援する組織。
【関連記事】
校長は8つの視点をもって問題行動を減らすべし
シンプルに問題を解決する3つのステップ
いじめが多いのは中1で、
不登校が多いのは中3で
【関連サイト(外部)】
「長崎県教育委員会 学校問題サポートチーム」の概要について
« 隣近所での助け合い活動、3割だけ | トップページへ 今や超常現象ではなくなった? 「幽体離脱」を人工的に誘導することに成功 »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
投稿者 kksblog : 2007年08月31日 18:45
このエントリーのトラックバックURL: