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私たちはどこから来たのか?―日本人のルーツを探る (2007年08月30日)

日本人の起源、縄文時代人、弥生時代人、旧石器時代人の関係についての研究中途報告がありました。

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弥生人には、アジア大陸からの渡来系弥生人と、縄文時代人の子孫である縄文系弥生人の2種類があると言われています。

この2種類の比率はまだはっきりしていません。しかし、縄文人と弥生人(渡来系+縄文人子孫)の間には身長や頭蓋・歯などにとても大きな違いが見られ、縄文人のDNAは現在の本土日本人や東アジア人集団のDNAとは大きく異なっています。一般的に、この差は、弥生時代の渡来人によるものとされています。このことから、弥生時代の渡来系弥生人と縄文系弥生人の比率を考えると、渡来系弥生人のほうが多かったのではないかと推測されます。

今の日本人の直接の祖先は弥生時代人であるとされています。では、日本人の直接の祖先はアジア大陸からの渡来人だったのか・・・?これは大きな議論をよんでいる部分です。そうではなく、もしかしたら縄文時代から弥生時代にかけて、採集狩猟から農耕へと生活が変化したこと(人工的な環境差)が縄文人と弥生人との違いに影響しているのではないか、という説も今研究されています。

では、縄文人の祖先はどこから来て、どんな人たちだったのでしょう?縄文時代人の祖先は沖縄の港川人が有力ですが、オーストラリアの旧石器時代人とも似ています。また、縄文時代人とネイティブアメリカンのDNAがほぼ同じであることも欧米で研究されています。縄文時代人頭蓋骨から歯のDNA採取なども行われており、今後の研究結果が楽しみですね。

[更新世から縄文・弥生期にかけての 日本人の変遷に関する総合的研究]のお知らせ(研究班作成のサイトへ)



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投稿者 kksblog : 2007年08月30日 13:09


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