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働き方や、男女別によっての考え方の違い~生活設計に関する意識調査 (2007年08月28日)

明治安田生活福祉研究所が行なった30~50歳代の独身の方たちを対象とした、現在の生活状況や、将来の生活設計に関する意識調査の結果です。

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by yun

この意識調査により、結婚、住まい、貯蓄や保障、親との関係、老後生活などについての考え方は、働き方、男女別、親との同居・非同居別によって、考え方が違ってくるということがわかりました。30~50歳代というと、独身でなく既婚者の人、子どももいる人もいますね。この結果、ちょっと気になりませんか?

まず、「結婚に前向き」は、男性は40歳代までで、女性は30歳代まで。「結婚意欲の節目」は、男性は50歳、女性は40歳となっています。

親から、日常の生活費の支援を受けている人たちの割合としては、親と同居で非正規就労者が高いようです。

そして、貯蓄目的のトップは、30歳代後半以上は「老後資金」だそうです。

30・40歳代の老後不安としてのトップは「生活資金」で、50歳代になると、「自分の健康」というのが、「生活資金」を上回ってトップです。

自分に介助が必要となったらどうするか?という質問には「有料老人ホームに入居」という答えが男女とも正規就労者には高割合で、所得・貯蓄の多寡と関係しているとみています。

老後、誰と暮らすか?という質問については、男女とも「1人で」が最多で、相手を求める人は、男性は「異性のパートナー」に未練という答えが多く、女性は身内の「兄弟姉妹」と答える人が多かったようです。

老後の楽しみのトップは「旅行やドライブ」で、2位以下は、女性は「芸術鑑賞」や「食べ歩き」、男性は、「パソコン」や「テレビ」と答えています。

老後はお金が要るだろう、そのためには貯蓄をしておいて安心感のために働こう、といった人たちが社会で仕事をしており、非正規就労者にとっては、親がいなくなってからの自分というものにも不安を抱えているわけですよね。また、男性はまったりとした時間を過ごしつつ、そこにパートナーの存在があればと願う一方で、女性は身内と一緒に暮らし遊びにも気軽に行きたいと願っているわけです。

大人がこうして現実を見、“なかなか厳しいゾ”と感じている現代、今の子どもたちが大人となる20年くらい先には、どんな世の中が存在しているのかな?と考えると、ちょっとゾっとしたりしませんか?夢や希望も人間には必要なんじゃないかな・・・でも、それだけでは食べていけないし、というのが大人の言い分かもしれません。でも、やっぱり、夢や希望に燃えた姿を子どもたちにも見せてあげたいものでもありますよね・・・

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投稿者 kksblog : 2007年08月28日 00:35


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