●教育再生に大切なのは、携わる人間のやる気と意識改革 文部科学大臣会見 (2007年08月23日)
文部科学省のサイトに、8月3日の伊吹文明文部科学大臣の会見の概要が掲載されました。
赤城前農相の辞任やスポーツ選手の不祥事などの話の後、総理官邸にて安倍総理と会ったようだが、教育改革に関して今後の話をしたのか、という質問が出ました。これに対して、大臣は以下のように答えています。
安倍総理が、自分はこの参議院選挙の結果を踏まえてやりぬくんだという決意を表明された一番最初は、教育の改革、再生を成し遂げたいと言っておられるわけですから、何度もお話をしているように、法律を変えなければ物事は動かないけれども、変えただけでは動かないわけです。一番大切なのは、それに携わる人間のやる気と意識改革です。しかし同時に、この人間社会で動いていくわけですから、予算の裏づけということは、かなり大切なことですね。来年は、こういうところを国会での論戦、あるいは参考人の人たちが色々意見陳述をされたこと、それから教育再生会議も中央教育審議会も、色々なことを考えて、大体こういうところに重点を置いてやりたいと思うがどうだろう、という相談をしたということです。
この後「重点とは何か」という質問がでました。これに対しては、8月31日までに概算要求を財務大臣に提出するので、その時点で公にする、という答えでした。
今回の会見では、教育再生に関して具体的なプランや、進行などについての話はありませんでした。まずは予算ありき、といったところでしょうか。この後の会見の中でも、政治資金規制法に内容は及んでいました。こと教育に関することですから、子どもたちに胸をはって差し出せるよう、公正な、クリーンな活動を期待したいものです。
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KKSブログ: 国がいちばん優先してやりたいことは教育再生 文部科学大臣会見
平成19年8月3日大臣会見概要
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投稿者 kksblog : 2007年08月23日 07:59