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若年フリーターを減らしていくには適切な教育が必要 (2007年08月22日)

厚生労働省から「生涯キャリア支援と企業のあり方に関する研究会報告書」が7月20日に発表されました。

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by KLatham

経済のグローバル化や急激な技術革新が進展する一方、本格的な高齢化社会やポスト産業社会の到来や団塊の世代が引退年齢に差しかかっています。そのような中で、労働者の働き方・育成の仕方、職業生涯の過ごし方、企業等の組織との関わり方などについて、大きな転機をむかえています。

こうした状況の中で、今後の職業キャリア支援政策の方向を定めるため、今年2月に「生涯キャリア支援と企業のあり方に関する研究会」が設置され、教育やフリーター問題をふくむ研究が進められてきました。

「生涯キャリア支援と企業のあり方に関する研究会」は、今年6月までに9回の研究や会議をかさねて、企業の実務家や企業における人材育成・キャリア支援の実態に詳しい実務家の参集を得て、幅広く検討をおこないました。

報告書の中で、若年期における課題として年長フリーターなどの問題や、キャリア教育のあり方と学生側の働くリアリティの欠如の問題、教育内容と企業・産業界のニーズとのミスマッチの問題も取り上げられています。

今後の政策の展開として挙げられていることは2点あります。1つ目は、市場や企業の求める人材像と能力を明らかにするとともに、その中で学校教育や大学教育の果たすべき役割をしっかりと位置付けていくこと。そして2つ目は、家庭や地域における教育力の向上も大切な要素だと意識していくことです。

これからフリーターを増加させないためにも、若年者への適切な教育が必然になってきています。この機会に、将来の仕事についてじっくりと親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。

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『生涯キャリア支援と企業のあり方に関する研究会報告書』について



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投稿者 kksblog : 2007年08月22日 20:40


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