●平成19年の上半期における少年非行についての報告 (2007年08月22日)
平成19年上半期の少年非行等の概要について、警察庁生活安全局少年課より報告されています。
by yun
全体の状況としては、刑法犯少年で検挙された少年の数は、5年連続で減少しており、平成18年の同じ時期と比較して、すべての包括罪種で減少しています。しかし、今年に入り、少年による社会の耳目を集める重大な事件も発生しており、また、児童虐待事件や児童ポルノ事件などの少年の犯罪被害が増加するなど、少年の非行防止・保護の両面において、予断を許さない状況にあるとしています。
過去10年間の上半期の、少年による強姦や強制わいせつなどの性犯罪は、やや減少傾向にあるものの、依然として高い水準にあります。
出会い系サイトや掲示板など、インターネットを利用した犯罪も近年の特徴で、出会い系サイトで知り合った女子学生に対しての事件や、掲示板で紹介相手を募集して女子学生を淫行目的で紹介するなどの事件が起こっています。
また、児童ポルノにおいても、インターネットのホームページを利用してのDVD販売や、不特定多数の人がサイト運営者により投稿されている画像を閲覧できるようにしたり、というような事件も起こっています。
虐待ということでは、今年に入って検挙数が増加しており、死亡に至らせるケースも依然起こっています。家の中ではなく、家の外でいきなり抱きかかえられた上、投げ落とされたり、ナイフで刺されたりという、信じられないような事件も起こっています。
ストレスが事件を生むことも多いのかもしれません。でも、少しでも明るい社会にするために、できることはありますね。たとえば、子どもが興味半分で出会い系サイトなどを利用しないよう気をつけるということも、親としてできることのひとつですね。また、やるべきでないこともあります。直接事件に関わらなくても、たとえばインターネットでの児童ポルノに関わるものを買うことも、犯罪に加担したことになるということを、大人がしっかりと認識しておくことも大事です。当たり前のことのようですが、いつの間にか当たり前のことが当たり前でなくなってきているのかもしれません。
■関連記事
青少年の現状を国民に紹介~平成19年度版青少年白書~
子どもを犯罪から守ろう---「子供を守る活動と少年保護総合対策の推進」
少年よりも、大人が危ない? 前年同期に比べて減少 少年非行検挙人員 警察庁
« 国がいちばん優先してやりたいことは教育再生 文部科学大臣会見 | トップページへ よりよい教育のために 研究開発学校制度 »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
投稿者 kksblog : 2007年08月22日 00:19