●夏休みサイエンスウィーク2007 〜群馬生涯学習センター少年科学館〜 (2007年08月10日)
群馬県生涯学習センター少年科学館で、7月31日から8月5日まで「夏休みサイエンスウィーク2007」というイベントが行われました。少年科学館には、遊んで科学を学べる常設の科学展示室やプラネタリウムがあり、身近なものを題材にした科学教室も開かれています。
期間中はさまざまなイベントが催されました。子ども達の作品展示の他、実験コーナー、科学教室、プラネタリウムの無料投影などがありました。中でも、日替わりまたは数日にわたって、県内の高校や大学、試験場などの専門機関が協力した講座は、それぞれの専門分野にそったバラエティーに富んだ内容でした。
児童生徒理科研究作品展では、第54回群馬県理科研究発表会に出品された小・中学生の優秀作品36点が展示されていました。また、理科自由研究の相談会も開かれ、こちらでは研究計画の作り方・実験・観察の方法・研究のまとめ方などの相談を個人で受けることができました。
各専門機関の講座は、どれに参加するか迷った子も多かったでしょう。伊勢崎工業高校機械科による「ミニ電車に乗ろう」、群馬大学教育学部による「光と色のおもしろ化学実験」など、魅力的な内容がいっぱいでした。こういった科学教室では物理・化学系の実験・講座が一般に多いですが、農業技術センターによる「花粉と培養苗から知る植物バイテク」、畜産試験場による「ひよこの誕生を観察しよう」といった、生物系の内容もみられました。「実験は好きじゃない」「工作はにがて」という子でも、興味を持てたのではないでしょうか。
サイエンスウィークは終了していますが、科学館には常時さまざまな展示や催しがあります。離れた場所へ声がとどく「もしもしパラボラ」や、運転シミュレーター「車は急には止まれない」など、楽しく遊びながら、科学を学べる展示、週末には科学教室や実験コーナーが開催されます。またインターネットや書籍などで興味のあることを調べられる「しらべコーナー」もあります。
学校では子ども達の「実験離れ」がすすんでいる、といいます。理科は実際にそのものを観察・体験することで理解を深め、興味を持てることが多いのではないでしょうか。教室を離れ、科学館のような施設を利用することも、子どもたちの学ぶ力を引き出すカギになるかもしれませんね。
■関連記事
KKSブログ:日本の頭脳たちは、科学的素養をもった教師の育成が不可欠だと考えた 日本学術会議
KKSブログ:Intel ISEF 2007で日本代表が優秀賞・特別賞を受賞
県生涯学習センター「サイエンスウイーク2007」
« 家族でみつけよう!夏休みの思い出に「ペルセウス座流星群」 | トップページへ 子ども達のインターネット利用の問題点と今後の課題が明らかに »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
投稿者 kksblog : 2007年08月10日 05:49