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児童生徒の増加に大学進学率UP、でも・・・ (2007年07月23日)

総務局より、平成19年度の学校基本(東京都内)の調査結果がまとめられ、速報として発表されています。

students070723.jpgby kifo

調査結果からわかった今年度の主な特徴は、小学生と中学生の児童生徒数が増加、それに大学などへの進学率が過去最高だということです。

この学校基本調査は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的な事項を明らかにするために、東京都内の学校(大学、短期大学、高等専門学校を除く)について、今年の5月1日に調査されました。

まず、減少したのは、幼稚園の園児数と高等学校卒業者総数(平成19年3月卒業)です。幼稚園児は、2年連続で減少し、高等学校卒業者は前年から1.5%減少しています。

一方、増加傾向にあるのは、今回の調査で特徴的になっている、小学生と中学生の児童数です。小学校の児童数は平成13年度から7年連続、中学校の生徒数は平成17年度から3年連続でそれぞれ増加しています。

また、高等学校卒業者の進路状況について、大学などへの進学率は、前年から2.4ポイント上昇して61.4%となり過去最高で、また 就職率(就職者と就職進学者を含む全就職者の比率)のほうは7.6%となり、前年から0.6ポイント上昇しています。

総務局は、在学する児童生徒数に加え、長期欠席者(年度間に30日以上)についても調査しています。小中学校における児童生徒の長期欠席者数は前年度間から増加し、6年ぶりの増加となっていますが、とくに、小中学校どちらも「不登校」が5.8%増加しているのが目だっています。

小学校や中学校に在学する子どもの数が増えていますが、平行して、長期欠席者も増えているのが気になりますね。中でも「不登校」の増加の背景として、学校でいじめにあっているとか、学校教育におもしろさを感じられない、ということが考えられます。学校側としては、ひとりひとりの子どもにクローズアップして、不登校の原因を追究し、すばやく対策を練っていくことが望まれます。先生たちがひとりひとりの子どもに声をかけるだけでも、普段と違う子どもの表情を感じ取れたりすることができるでしょうし、そういった「Face to Face」コミュニケーションは大切なことですよね。

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<元ネタへのリンク>
平成19年度学校基本調査速報の特徴~報道発表資料



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投稿者 kksblog : 2007年07月23日 08:46


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